2012-01-01から1年間の記事一覧

小さなGWの楽しみ

ゴールデンウィークを挟んで、この2ヶ月はべったりと仕事が続いた。まったくの無休で、働いていたわけではないが、日曜日だけお休みだったりするとブログを書く気力もなくなる。せっかくの自由な時間までパソコンの前にいるのは、もったいないと思ってしま…

ル・アーヴルの靴みがき

映画の宣伝コピーに『こころをみがけば、奇跡がおこる』と、あったが連休ゴールデンウィーク中の映画館で奇跡がおこっていた。北欧フィンランドのアキ・カウリスマキ監督の新作が、映画館満員の大盛況で立ち見が出るほどだった。 この監督の映画も含め、おも…

モンスターズクラブ

豊田利晃(としあき)監督の前作『蘇りの血』は、迂闊にも見逃していた。『ナインソウルズ』を観て、すっかりファンになってしまったが、他の作品を目にする機会があまりなかった。題材そのものは、映画ごとに多岐にわたっているようだが、映画の持つ色合い…

裏切りのサーカス

007とは、まったく正反対の映画。同じイギリスの諜報部の話であるにもかかわらず、派手なアクションもなくうっとうしい灰色の曇り空と地味な色合いに埋もれるおやじ達の攻防なのだ。冷戦時代のスパイの姿を、当事者のスパイが超リアルに暴露した原作をテレビ…

アーチスト

物事の本質は、手段や方法に縛られていないことをまったくこの映画が証明していた。一見、ノスタルジックな雰囲気で目を引くのだが、劇中もいたってシンプルで、じっくりと力強く男と女のロマンスと人生の甘辛をしっかり描かれていた。過去のものとしか思っ…

ドライヴ

凄腕のドライヴテクニックを持ち、撮影スタントマンや修理工としての昼間の顔と自らは手を染めることはないが、強盗の現場で5分以内に車に戻ってくれば完璧に警察をまいて安全なところに送り届ける逃し屋が主人公。 ジェイソン・ステイサムの『トランスポー…

ひとり花見酒飲みは、隅田川のほとりで

最後には、やっぱり、ひとり飲みで花見でしょう。 家から、ゆっくり歩いて1時間半、2時間くらいか、東京スカイツリーをひたすら目指して歩いているうちに隅田川の土手沿いの桜が目に入って来る。昨日に引き続き、おつまみ弁当と四合瓶の日本酒をリュックに…

夜桜の次は、昼花見酒の桜を王子・飛鳥山で

東京の桜、満開と報じられた土曜日、都電に乗ってすぐに行ける王子・飛鳥山へかみさんと行った。結婚してこの地に住みはじめてからの恒例の行事で、この日ばかりは、いそいそとおつまみ弁当を朝からこしらえて午後を桜の木の下で、ゆっくりと酒飲みながら過…

飲み友だちとの花見酒は、市ヶ谷土手の夜桜飲み

例年、四谷の上智大学側の土手、丸ノ内線やラグビー、テニス、野球の上智大グランドの土手上でお花見をしていた。飲み友だちと共にここら近辺に仕事で来ているので、集合するのにちょうど良かったし、遊歩道になっているので街灯も所々にあり夜桜も楽しめる…

さてさて、今年の桜はどんな具合

今年の花見は、結局3回。飲み友だちと市ヶ谷、夜桜飲み。土曜日の昼頃、つまみ弁当ぶら下げて都電で行った王子・飛鳥山。翌日曜日、てくてく自宅から歩きでいったスカイツリーと浅草、隅田川土手の桜。せっかくの恒例のお花見だからざざっと全部、載せます。

春の嵐に桜は、どうなったのか?

何度か、ひとり飲みには行っているのだが、書く気力が萎えていた。同じ所で、同じようなものを飲み食いしていることなので、書いて写真を載せる側もとうとう飽きてきたのだろうか。そんなことを想っているところで、この冬は長引いて桜の開花が遅いなと気に…

スター・ウォーズ(エピソード1)ファントム・メナス3D

面白かった。あらためて、スター・ウォーズの素晴らしさを堪能できた。 3Dで激変したり評価が高まったというより、もともとこのシリーズの素晴らしさを再確認したのだった。そして、この映画こそが3Dに向いていると確信できる。 『アバター』を観て3Dの幕…

へんげ(+大拳銃)

評価された映画学校の卒業製作『大拳銃』と、劇場用デビュー作『へんげ』の2作品、同時公開。なにものかに変身してしまう男と妻の夫婦の話だが、観なかったことにしたくなった。『ムカデ人間』のようにチラシや広告の誘いに乗ってしまい、エグさの気持ち悪…

ひとり散歩と『おおはし』ふたり飲み

このところ、かみさんとのふたり飲みが続いている。土日から、春分の日までかみさんは4日間の連休だそうだ。こちらもちょうど仕事の切れ目に入っているので、どうせなら北千住『おおはし』に飲みに行くかといってみたら、行きたいと即答が帰ってきた。 日曜…

緊急追悼上映 巨匠 テオ・アンゲロプロス 池袋・新文芸座

映画の朝一番上映時間の1時間以上前に劇場に行くには早すぎると思っていたが、間違っていた。名画座の底力を忘れていた。パチンコ・ビルの3階にある池袋・新文芸座に行ってみると、雨の土曜日にもかかわらず、開場されていない入り口から階段にかけて列が…

旅芸人の記録

1975年製作されたこの作品は、カンヌ映画祭の大賞や数々の賞をとったことで世界的に認められた。画面がスタンダード(真四角に見えてしまう)で、上映時間が4時間にもおよぶとなれば今時から考えれば規格外だろう。 内容は、世界大戦中のドイツ軍やイタリア…

池袋・新文芸座で映画の後は、桜台・秋元屋のシャリ金ホッピーで決まり。

先週、かみさんと久しぶりに映画を観て『カブト』に飲みに行った。よもや、今週の土曜日も、かみさんが映画に行くと言い出すとは思わなかった。雨の今日、行くのは池袋の新文芸座で、この1月に新作撮影中に交通事故で亡くなったギリシャのテオ・アンゲロプ…

2週連続で割高3D映画と、シラス不漁で値上げの“ウナギひと通り”

コーラスの練習やイベントのために休日でも時間のないかみさんとは、一緒に映画を観ることも年々少なくなっている。だから、という訳でないがマイペースで、映画を観てひとり飲みを楽しんでいる。たまに、映画を観た興奮のまま良かったと家で話しをすると「…

タイム

少し前の映画だが『ガタカ』は、近未来のSFでやるせないようなせつない気分になる映画だった。同じアンドリュー・ニコル監督で、同じタイプの映画のように紹介したものを読み観客もそこそこに入ってるようだった。しかし、期待するとろくなことはない、はっ…

ひとり飲みで再認識した、水道橋『うけもち』

次の日、水道橋の『うけもち』に行った。歩いてもすぐの神保町は、以前に飲み友だちの事務所もあったり、乗り換えの駅で大好きなサバ焼き定食屋の『近江屋』があるのでよく立ち寄る街だった。雑誌に載って紹介された『うけもち』にも開店当初から飲みに行っ…

ヒューゴの不思議な発明

マーティン・スコセッシ監督は、映画がマジックとばかりに1930年代のパリの街を縦横無尽にカメラが動き回り、飛び出し、飛び込んで行くオープニングに圧倒される。観たばかりのヴェンダース監督もそうだが、3Dという媒体をだんだん才能のある監督たちによっ…

平日が休日になって、映画とひとり飲み三昧

ちょっとした仕事の切れ目があって、今週3日ほど休んでいいよと言われ骨休みになった。仕事をしないことには(日数で計算するため)収入も減るので、喜んではいられないが、休める時には休むに限る。急なことで旅行に行ったり人にあったり、何も特別なこと…

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

ニューヨークの9.11で、ビルの中にいた父を亡くした少年の喪失と再生の物語。この事件に、ひとつの切り口ではあるが真正面から向き合った素晴らしい映画だった。世の中が、理不尽に満ちていてあまりにも訳がわからないと主人公の少年の気持ちに寄り添って、…

ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち

ダンス、舞踊を何故、ヴィム・ヴェンダース監督が、それも3Dで映画に撮ったのか。ドキュメンタリーでありながら、その主人公が撮影前に亡くなってしまってもあきらめずに完成させた理由も、すべて映画の中に込められていた。ピナ・バウシュというダンサーが…

今週の金曜日は、はたして

北千住『おおはし』が、土曜日の営業をやめてしまってからというもの、毎週の金曜日に対する気持ちは今週こそ『おおはし』で飲めるだろうかの一点につきる。いくらなんでも、大人なんだからそんなこと言ってられないだろうとおしかりの声が聞こえてきそうだ…

定例飲み会は、十条『斉藤酒場』で

今年の冬は、寒い。2月も終わりでそろそろ春の便りが届いてもおかしくない時期なのに、冷え込む日が続いている。東京に、また積もるような雪が降ったが、先週からの約束で飲みに行った。 ↑朝、早くから雪が舞った東京だった。店の前は、ちゃんと雪をどかし…

ドラゴン・タトゥーの女

すでに原作を書かれたスェーデンで映画化されている世界的なベストセラーを、デヴィット・フィンチャー監督によって凄い映画になっていた。レッド・ツェッペリンの楽曲を使い、強烈なイメージの洪水からはじまるオープニングの映像は半端でなかった。舞台に…

メランコリア

ラース・フォン・トリアー監督は、物騒なアーチストだと思う。賛否がここまで極端に出て来ていながら、映画を撮り続けられるのが不思議なくらいだ。『ダンサー・イン・ザ・ダーク』から観はじめて、『ドックヴィル』『アンチクライスト』と、途中に何作か抜…

寂しい思いで、ひとり飲みもあるのだが

四国出張の時、その旅先で昨年の夏までいたデザイン事務所社長の訃報を聞いた。2年間、一緒に仕事をさせてもらいとてもお世話になった。そもそもは、出版の世界でデザインの仕事をはじめた時からの知り合いだった。僕が出版社に入ると、元漫画家でありイラ…

やっと『おおはし』に飲みに行けた。

ずっと北千住『おおはし』にいきたいと思い続けていた。 今年になって、まだ、一度も飲みに行ってないのだもの。仕事の具合もあれば、あれこれといろんなことが重なってタイミングを逃していた。今日は、青色申告会で書類を作る日で、仕事は休みだ。昨年の収…