2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

スター・ウォーズ(エピソード1)ファントム・メナス3D

面白かった。あらためて、スター・ウォーズの素晴らしさを堪能できた。 3Dで激変したり評価が高まったというより、もともとこのシリーズの素晴らしさを再確認したのだった。そして、この映画こそが3Dに向いていると確信できる。 『アバター』を観て3Dの幕…

へんげ(+大拳銃)

評価された映画学校の卒業製作『大拳銃』と、劇場用デビュー作『へんげ』の2作品、同時公開。なにものかに変身してしまう男と妻の夫婦の話だが、観なかったことにしたくなった。『ムカデ人間』のようにチラシや広告の誘いに乗ってしまい、エグさの気持ち悪…

ひとり散歩と『おおはし』ふたり飲み

このところ、かみさんとのふたり飲みが続いている。土日から、春分の日までかみさんは4日間の連休だそうだ。こちらもちょうど仕事の切れ目に入っているので、どうせなら北千住『おおはし』に飲みに行くかといってみたら、行きたいと即答が帰ってきた。 日曜…

緊急追悼上映 巨匠 テオ・アンゲロプロス 池袋・新文芸座

映画の朝一番上映時間の1時間以上前に劇場に行くには早すぎると思っていたが、間違っていた。名画座の底力を忘れていた。パチンコ・ビルの3階にある池袋・新文芸座に行ってみると、雨の土曜日にもかかわらず、開場されていない入り口から階段にかけて列が…

旅芸人の記録

1975年製作されたこの作品は、カンヌ映画祭の大賞や数々の賞をとったことで世界的に認められた。画面がスタンダード(真四角に見えてしまう)で、上映時間が4時間にもおよぶとなれば今時から考えれば規格外だろう。 内容は、世界大戦中のドイツ軍やイタリア…

池袋・新文芸座で映画の後は、桜台・秋元屋のシャリ金ホッピーで決まり。

先週、かみさんと久しぶりに映画を観て『カブト』に飲みに行った。よもや、今週の土曜日も、かみさんが映画に行くと言い出すとは思わなかった。雨の今日、行くのは池袋の新文芸座で、この1月に新作撮影中に交通事故で亡くなったギリシャのテオ・アンゲロプ…

2週連続で割高3D映画と、シラス不漁で値上げの“ウナギひと通り”

コーラスの練習やイベントのために休日でも時間のないかみさんとは、一緒に映画を観ることも年々少なくなっている。だから、という訳でないがマイペースで、映画を観てひとり飲みを楽しんでいる。たまに、映画を観た興奮のまま良かったと家で話しをすると「…

タイム

少し前の映画だが『ガタカ』は、近未来のSFでやるせないようなせつない気分になる映画だった。同じアンドリュー・ニコル監督で、同じタイプの映画のように紹介したものを読み観客もそこそこに入ってるようだった。しかし、期待するとろくなことはない、はっ…

ひとり飲みで再認識した、水道橋『うけもち』

次の日、水道橋の『うけもち』に行った。歩いてもすぐの神保町は、以前に飲み友だちの事務所もあったり、乗り換えの駅で大好きなサバ焼き定食屋の『近江屋』があるのでよく立ち寄る街だった。雑誌に載って紹介された『うけもち』にも開店当初から飲みに行っ…

ヒューゴの不思議な発明

マーティン・スコセッシ監督は、映画がマジックとばかりに1930年代のパリの街を縦横無尽にカメラが動き回り、飛び出し、飛び込んで行くオープニングに圧倒される。観たばかりのヴェンダース監督もそうだが、3Dという媒体をだんだん才能のある監督たちによっ…

平日が休日になって、映画とひとり飲み三昧

ちょっとした仕事の切れ目があって、今週3日ほど休んでいいよと言われ骨休みになった。仕事をしないことには(日数で計算するため)収入も減るので、喜んではいられないが、休める時には休むに限る。急なことで旅行に行ったり人にあったり、何も特別なこと…

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

ニューヨークの9.11で、ビルの中にいた父を亡くした少年の喪失と再生の物語。この事件に、ひとつの切り口ではあるが真正面から向き合った素晴らしい映画だった。世の中が、理不尽に満ちていてあまりにも訳がわからないと主人公の少年の気持ちに寄り添って、…

ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち

ダンス、舞踊を何故、ヴィム・ヴェンダース監督が、それも3Dで映画に撮ったのか。ドキュメンタリーでありながら、その主人公が撮影前に亡くなってしまってもあきらめずに完成させた理由も、すべて映画の中に込められていた。ピナ・バウシュというダンサーが…

今週の金曜日は、はたして

北千住『おおはし』が、土曜日の営業をやめてしまってからというもの、毎週の金曜日に対する気持ちは今週こそ『おおはし』で飲めるだろうかの一点につきる。いくらなんでも、大人なんだからそんなこと言ってられないだろうとおしかりの声が聞こえてきそうだ…