2013-01-01から1年間の記事一覧

今年もありがとうございました。

恒例の(?)年内、来年の年賀状です。 明日は、楽しみにしてた『大阪、寄り道酒』です。ふるさと和歌山への帰省の途中下車して大阪の新世界で、立ち飲み『平野屋』で一杯やってからから、お正月を迎えます。だから、これで今年のアップも終了します。 訪れ…

映画小僧の、挫折。

映画は観続けていましたが、途中で映画をアップするのを挫折していまいました。年頭でも、今年こそ頑張ると言っておきながら、このていたらくでした。 縁あって、ブログに訪れていただいた人に申し訳ありません。 ごめんなさい。 言い訳もありませんが、先日…

師走の『おおはし』締めくくり

12月、師走に入ったすぐの頃に、年末は忙しいから今のうちに北千住『おおはし』の飲み納めをしておこうと飲みに行った。しかし、今年も残すところあと10日あまりと本当に押しつまってしまうとどうにも、また『おおはし』で飲みたくなってしまった。 このとこ…

紅葉と青空を楽しむ、野外飲み

相変わらずの忙しさにかまけて、ブログを更新するのをさぼっていた。 『築地にて』の続編もあったが、書く時間も持てないままで、ちなみに都内の公園を放浪して飲み歩く、野外飲みには時々行っていた。 夏の猛暑から、考えられないくらい寒くなって、どうや…

築地にて

築地の隣の新富町の事務所に通いだして、かれこれ2年になろうとしている。義父親に、築地のいい寿司屋を教えてよと言われるが、毎日、夜遅くまで仕事に追われる生活で持参する弁当の昼食以外は、夕食などもコンビニのおにぎりなどでごまかす生活が続いてい…

映画、ひとり飲み、そして散歩と楽しみはひろがる

趣味は、何ですかと聞かれたら今までは映画と答えていた。50歳を過ぎたあたりから、映画と“ひとり飲み”と答えることにしている。だいたいの人が“ひとり飲み”と聞いてもピント来ない顔をすることが多いから、趣味のひとつにならないのかも知れないが、本人は…

名店、神田『みますや』で、壮行会

そう言えば、最近、あんまり食べ物の写真をアップしていなかった。酒飲みブログとしては、少々寂しい感じがするなぁ、と思っていた。そんなおり飲み友だちとも、ご無沙汰なので声をかけたら、今週末にハワイ家族旅行だと言う。前日ではなければかまわないで…

金曜の夜は、北千住『おおはし』で

なんとも幸せな事に、3週連続で金曜日に北千住『おおはし』に飲みに行けた。基本的に、平日にひとり飲みに行かない事にしているが、週末は別だ。月曜から4日間酒抜き生活もそれほど苦しくはないが、5日目にして酒飲みの虫がもぞもぞと頭をもたげて来る。 …

二宮金次郎と飲む熱帯夜

昨年に続き、今の広告の仕事をはじめてからお盆の夏休みがない。夏の民族の大移動でふるさとに帰るのも疲れると思うが、暑い中都会で仕事を続けるのも今年のような記録的な猛暑ではつらい。疲れて眠いけれど、ぐっすり眠れない熱帯夜で、睡眠不足もつのる。…

『カブト』のその後

2カ月ほど前に、新宿・思い出横丁の『カブト』の変化を書いた。内状を良く知っているとかでなく、単に時々食べ飲みに行く客の目に写ったことを報告したものだ。だだ、長く店でお世話になったIさんとの別れでもあり、驚きと寂しさなんかもあって少々複雑な気…

早々に梅雨明け、猛暑に『魚三』で飲む。

びっくりするほど早く、梅雨が明けた思ったら、その後に続くのは猛暑。連日、猛暑日と天気予報で聞くのもうんざりするほどの暑さに見舞われている日本列島だ。梅雨明けした土曜日は仕事で、ラジオのJ-WAVEから梅雨明けのニュースが流れて来た。早く仕事を切…

新宿・思い出横丁『カブト』の変化

いつも変わらぬ、旨いウナギの串焼きを食べさせてくれる『カブト』にも、変化の波がやってくる。 串を打つ作業は別として、店に立つ二人が定着して、もう十数年、いや二十年以上になるのだろうか。焼き台に立つおやじさんと、酒やお新香の準備、洗い物を受け…

赤羽、鯉とうなぎのまるます家

書きたいネタが、たくさんたまっているが、腰を据えて取り組めないのが現状。なので、最近は、さっぱり更新できずにいた訳だが、それはそれとして昨日飲んだほやほやのところを書いてみる。 昨年同様、コーラスにハマっているかみさんの定期演奏会に、年一回…

野外飲み、開眼。お台場、最高!

今年に入ってから、マイブームになった公園飲みは、外飲みというより野外飲みといえばわかりやすいだろうか。ピクニック気分でつまみと酒を持参し、公園などの眺めのいいベンチで休日の昼間から一杯やるのだ。一歩、間違えると公園に住んでるおじさんと大差…

ホーリー・モータース

ポスターに“レオス・カラックス監督、13年ぶりの帰還”の文字。そうか『ポーラX』から13年、もうこの監督は、映画を撮れなくなってしまったのかと悲しんでいたところで、本当にお帰りあなたの映画をまた観たかったと、感慨深く思う。初期『アレックス3部作』…

春の嵐が一過、上野のハイボール

日曜日の朝、かみさんにいい天気だぞ! と、おこされた。 昨日の土曜日は、春の嵐の爆弾低気圧が日本列島を北上して、春にしてはめずらしい台風のような雨風で各地に爪跡を残していた。夜のうちに沢山の雨で東京の空気も洗われたのだろう、眩しいばかりに蒼…

ザ・マスター

人の心の闇を、映像として表現しようとする映画だった。ホアキン・フェニックスとフィリップ・シーモア・ホフマンの共演は、化学反応をおこし二人にこれまで以上のとんでもない演技が引き出されていた。ポール・トーマス・アンダーソン監督は前作に引き続き…

フライト

さすがは、ロバート・ゼメキス監督の緊迫感ある、導入の飛行機事故の場面だった。このおかげで、一気に後半まで緊張感を失わないで映画が持ちこたえたと思う。デンゼル・ワシントン演じるパイロットの機長に感情移入できる訳ではないが、人間て本当に困った…

クラウド アトラス

あまりにも壮大で、重層な原作による映画化で、とにかく、ついてゆくのに苦労した。6つの時代も物語も違う話が、同時進行するのだから混乱しても仕方ないと思うけど、テレビドラマを観ていないので、ブツ切れで連続する細かい話の進み具合に戸惑ってしまっ…

ジャンゴ〜繋がれざるもの

タランティーノ監督の最新作は、期待どおりのコテコテの西部劇、それもマカロニ・ウエスタンだった。アメリカの奴隷制度の重いテーマと復讐劇を、得意のこってりなテーストで観客を逆なでし、不快感ぎりぎりのところまでいってしまうも、愛するものを奪還す…

無法松の一生(65)、狐のくれた赤ん坊(71)

監督:三隅研次と主演:勝新太郎の『座頭市』コンビの映画。神保町シアターでの京都大映、二大監督の時代劇特集でチャンバラを観ようと出かけてみたが早とちりだった。『無法松〜』は、題名ぐらいは知っている名作で何回かのリメイク。2作共に時代の底辺で…

アルゴ

ベン・アフレック監督作を、ずっと見逃していた。出演した映画も、彼を意識した記憶がない。そこまでたくさん映画を観れないといい訳する前に、とにかく観なければはじまらない。とか、言っているうちにオスカーの作品賞を取ってしまった。世界的な映画の賞…

アウトロー

スターの好き嫌いを真っ先に判断基準にしたら、いい映画にも恵まれなくなってしまうが、いつのまにかトム・クルーズが、嫌いになっていた。出世作の『トップガン』は、当時のロードショーでチェックしつつも数ある主演映画で、ひどいのを何本か運悪く観てし…

レッド・ライト

怪しげな超能力者を名優ロバート・デ・ニーロが、演じるとなれば期待も高まり、監督のロドリゴ・コルテスは前作『リミット』で、観客を唸らせた新鋭だ。散りばめられた謎解きもさることながら、対決する科学者の視点を軸にしたのは斬新なところだろう。クリ…

ムーンライズ・キングダム

音楽がいい。いや、音楽だけではもちろんなく、映像も登場人物の12歳の子供たちも豪華俳優人も小道具のひとつひとつまで絶妙のアンサンブルを奏でている。小さな島を舞台にして、少年と少女の駆け落ちの顛末で、まわりの大人も巻き込んでぎゅっとチャーミン…

二郎は、鮨の夢を見る

アメリカ人監督による「すきやばし・二郎」すし職人のドキュメンタリー映画。日本人の映画ではないだけに、気負いではなく純粋に日本の食文化である鮨が好きでそれを生み出す職人の姿を追う。仕入れや下拵えの厚みのある仕事を頑固一徹に長年続けた、すし職…

サバ焼き定食と南・北千住飲み

神保町交差点近くのバー『Plate』飲みにいったと書いたばかりだが、この街には、少なからず縁がある。 以前は、何度となく仕事にきていた場所であり、用事がなくなっても、乗換駅で途中下車しても食べたくなるサバ焼きの定食屋『近江や』がある街。十数年、…

にっぽん昆虫記(1963年)

映画が始まると、一匹の虫が這い回るのを長々と追ってゆく。それもだんだん大写しになると、虫にはなんの罪もないが、ただ気色悪さがこみ上げて来る。そんな導入から、大正生まれの戦中戦後を生きる女の半生記が繰り広げられるのだ。貧困と混乱の時代の中で…

ライフ・オブ・パイ〜トラと漂流した227日〜

これは、凄い。10年に1本、いや、人生の10本に入れたいほどの映画だった。3Dがここまで来たというよりは、映画作りが3Dを乗り越えたとでもいえばいいのだろうか。ヴィム・ヴェンダース監督は『ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』で、芸術の域に達した舞踏…

豚と軍艦(1961年)

敗戦後の横須賀、アメリカ進駐軍から出る残飯の利権を得たヤクザが養豚業に手を出した。貧困にあえぎながらも、八方ふさがりにおさまりきらないバイタリティー溢れる日本人の姿を描く。あらくれてるというだけでなく、登場する誰もが個性ギラギラなのに実は…