凄みすら感じる、女優達が歌い、踊り、演技すればするほどその中心にいる天才映画監督に扮するダニエル・デイ=ルイスがもうひたすらに格好良いのだ。女優たちのショー仕立てとはいえ下着同然の際どい衣装で、あられもない格好のポーズを取りながら下品さが微…

なんだ、毒がないんじゃん。ただ、目立ちたいばかりにタブーと真っ向からぶちあたったいるようだけれど、その根っこが空虚なのだから、そうは笑えない。悪のり感覚は、悪くはないけれど、もうちょこっと楽しませてほしいと思った。下らなさにもちゃんと底力…

ジム・キャリーのキャラの濃さは、前から映画向きでないと思っていた。今回は、その濃さがよかったかもしれない。自分の人生を開き直ったゲイな男が、ひたすら自己本位に幸せのイメージを追い求めたお話。向かって行ったお相手は、男に愛される愛くるしい男…