2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ウルフマン

アンソニー・ホプキンスとベネチオ・デル・トロの競演となれば観ないわけにはいかない。今更の『狼男』のリメイクとなるとどうかなとは思いながらだったが、ベネチオ・デル・トロが登場すればそれはもう100年前の人物を演技で表現している凄さ。粘り着くよう…

第9地区

突然、南アフリカの都市上空に巨大宇宙船が現れて居座り、昆虫エイリアンが難民化したお話。『冗談でしょう」って感じで始まり、異様で引きつけられ、これは面白かった。検証ドキュメンタリー仕立てで、手持ちのビデオカメラワークとカメラ目線で撮られてい…

ウッディ・アレンの夢と犯罪

絶妙のバランスの映画だった。これが主演が女優で監督好みの場合は、ひたすらウッディ・アレンのスケベさ全開でへきへきしてしまうのだが、男の場合は一転する。自分が出た場合はコメディーになったが、お眼鏡にかなった良い役者によって、シリアスでいてど…

ハート・ロッカー

すでに伝説(?)の「地獄の黙示録」で、ドアーズがもう終わりだと歌っていた。ベトナムでも、今のイラクでも戦場の兵士は、今日を今を生きてるか死ぬか、究極の終わり場所だ。アメリカ軍がイラクに進軍と同時に撃ち込み持ち込んだ弾薬をゲリラが町中に時限…

隣の家の少女

この映画を観て直後は、意外と冷静に感じてはいたが、だんだんと気分の落ち込みと気怠い感じが強く残った。ジャック・ケッチャムの小説を未読のまま映画を観たのだけれど、原作の存在感を強く感じる映画だった。デジタル撮影の色と動きにやや難はあったけれ…