紅葉と青空を楽しむ、野外飲み

相変わらずの忙しさにかまけて、ブログを更新するのをさぼっていた。
『築地にて』の続編もあったが、書く時間も持てないままで、ちなみに都内の公園を放浪して飲み歩く、野外飲みには時々行っていた。
夏の猛暑から、考えられないくらい寒くなって、どうやら秋も飛び越えて早くも冬が到来と思ってしまうくらいだ。うかうかしていたら、紅葉を見逃してしまうとウェブで確認したら、奥多摩や高尾山など山よりの地域で見頃になっていて街中は、まだ、少し早そうだった。その中でも、府中の森公園が紅葉がはじまっているようなので、西は新宿までだった公園飲み歩きだったが、府中まで足をのばして行ってみる事にした。
かつて、京王線の沿線に住んでいたので懐かしく新宿から特急に乗ったが、驚いた事に調布駅が地下にもぐっていた。都市の変化は、驚くほど目まぐるしい。

↑春の桜を楽しんだのだから、秋の紅葉も見逃すのはもったいない。
東府中駅に行くのだから各駅停車に乗り換えなければと思ったが、競馬の開催日だとかで特急も止まるようだ。
風貌から競馬場の方が似合っていそうな自分だが、目指す公園に颯爽と歩き出す。久々の土曜日の休みで、気持良く晴れ渡っている。
今週のはじまりは、冬本番を思わせるほど冷え込んだが、どうやら、それもおさまったらしい。今日は、風もなくぽかぽかと暖かい。以前、住んでしたのが東府中より新宿よりだったためか、府中の森公園に訪れた事はなかった。

↑こんなに晴れていると、広い原っぱが気持良い。

↑今回は、準備の時間もなく、昨夜の帰り際に商店街で調達した焼き鳥、ブロッコリーと、途中の上野駅中で買った『焼きサバ寿司』。飲み物は、琥珀エビスに芋焼酎のお湯割り。
武蔵野の林を思わせる、木々の多い公園だった。日本庭園風に池があるあたりで、もみじが紅く染まっていた。公園をぐるり歩きながら、いいベンチを探していたら、大きい原っぱに出た。こんもり盛り上がった丘のようになっていて上がってみると何とも気持ちいい。小さい子どもを連れて、ピクニックに来ている家族も多く、所々でお弁当を広げている。場所が、広いし行楽地のように人がたくさんいる訳ではないので、隣を気にする事なくゆったりとしている。子供が、投げるフリスビーが飛んで来るかも知れないが、ベンチにこだわらず、ここに決めた。
新聞紙は、持っていたのでそれだけひいて、草っ原に座って一杯飲みはじめた。
燦々と太陽を浴びて、まだすぐには酔っぱらってなくてもいい気分だ。その内、靴を脱ぎ、足をのばして寝転がれば、真っ青な空が広がっていた。(11月16日 飲)

↑日本庭園風で、小さな池がありなかなか見応えある紅葉だった。

↑今週の冷え込みで、この紅が一段と美しくなったんだろう。