池袋・新文芸座で映画の後は、桜台・秋元屋のシャリ金ホッピーで決まり。

先週、かみさんと久しぶりに映画を観て『カブト』に飲みに行った。よもや、今週の土曜日も、かみさんが映画に行くと言い出すとは思わなかった。雨の今日、行くのは池袋の新文芸座で、この1月に新作撮影中に交通事故で亡くなったギリシャテオ・アンゲロプロス監督の追悼上映。1週間限定の日替わり上映で、週内で観たい作品もありながら時間が取れなくて土曜日の『旅芸人の記録』は、ぜひとも観たかった。4時間にもおよぶ上映時間と、指定席でない名画座の良い席で観たいのなら1時間前に行かねば、など考えたらもう昼間の丸一日をかけることになる。
この監督の2作品は、かみさんも観たことあり、彼女なりに代表作をこの機会にと思ったのだろう。席はとっておいてあげるから始まる前に来たらと、つい協力的になってしまったが、ひとり朝早くから出かけて、1時間前に映画館に行ったらすでに列が出来ていて驚いた。新文芸座に集う映画ファンは、チャンスを逃さないで名作を観に来るのだなと感心した。

↑昨年からブレイク中の桜台『秋元屋』は、池袋の映画の後にもちょうど良かった。人の多い池袋でウロウロするより、各駅の4駅乗る方が楽なくらいで、のんびりゆっくり確実に旨いものを飲み食いできる。
長い映画が終わって映画館を出ても、まだ、雨が降り続いていた。映画の中のあまりにも地味なギリシャの風景と、原色の看板に埋もれた池袋の雑踏とのギャプに戸惑いながら、一杯飲みに行くのは西武池袋線・桜台『秋元屋』に決めた。土曜日は、4時開店で映画の後に行くのにもちょうど良かった。満席の心配もせずに、店を開けたばかりのがらんとしたカウンターの真ん中に座る。煮込みと生ビール、落ち着いたら半生焼きのタンとチレあたりから食べ始めようか。

↑生ビールと煮込みの素晴らしきセット。

↑タンとチレ半生焼きは、ごく軽い塩味で生姜醤油が合うなぁ。

↑シャリ金ホッピーの出番。速攻で、酔いが回る不思議。

↑生キャベツのパリパリが、肉の合間に効果的。

↑かみさんの好みで、コブクロ塩焼き。素材の良さ、新鮮さがわかる。

辛味噌焼きは、王道のカシラとシロ。

↑ぬか漬けの塩味が軽くサラダ風で、焼きトンの串休めにぴったり。

↑甘酢の生姜の肉巻きは、旨味のハーモニー。

↑トマト肉巻き、酸味がいいな。

↑アスパラ焼きには、少々のごま油が風味をだしていた。

↑焼きトン屋だからとこだわって食べないのもなと最近、思いなおして鶏つくね。ナンコツ入り豚の棒つくねをぜひともメニューに加えてほしいな。

↑鶏白レバも、塩で旨い。きめ細かさが良いのだろうな。シャリ金ホッピーの中の金宮焼酎を3回は、少々酔っぱらったな。時間も早いし、なにも急ぐ必要はない、ゆっくり帰ろうか。