梅雨入りで、十条『斉藤酒場』と桜台『秋元屋』ともつ焼き『金ちゃん』

朝、おきると口の中が粘ついている。夕べ歯を磨かないで、そのまま倒れ込むように寝てしまったようだ。たくさん飲んでしまったし、最後のほうは記憶もあやふやで、帰りの電車のことなんてほとんど覚えていない。
飲み友だちのI藤さんと、花見酒以来、久しぶりに飲んだ。
新鮮な焼きトンの旨さと、金シャリホッピーがお気に入りの桜台『秋元屋』に行こうと話はすぐにまとまりそうなところ、やっぱり、長年通っている十条の『斉藤酒場』へもこころ引かれる。自分のブログを読んで気がつくのも変な話だが、前回、I藤さんと斉藤酒場で飲んだのが、今年の2月でそれも東京に雪が降った日だった。

↑18時前入店で、ぎりぎり残席わずかの十条『斉藤酒場』は、相変わらずの人気店。それからは、常に満席状態が続いた。白瓜、シメサバ、まぐろ刺身、イナダの塩焼き、たこ刺身、いんげんゴマ和え。サッポロの瓶ビールに、日本酒の常温4杯ずついただきました。
もう梅雨に入ろうとしているのだから、どうにも、月日の経つのは早い。あの昭和そのもののような『斉藤酒場』で、今の季節だと開け放たれた窓からいい風が吹いて来るのを感じながら飲みたくなった。シメサバやまぐろの厚い刺身を頬張りながら、常温の日本酒をやりたいのだ。
焼きトンは、それからでも充分楽しめる。そんなコースを頭に置きながら少し早めの18時前の集合として飲みはじめたのだから、もう、深酒、痛飲してしまうのが目に見えている。
最近、ブログにアップする回数もめっきり減っていたが、飲みながら写真を撮ることにつくづく嫌気がさしてきたのだ。いろんな店を飲み歩いて紹介するブログではないし、慣れ親しんだ店で、頼んだ料理をバシャバシャ写真撮っても問題ないようだが、やっぱり、場違いな感じは否めない。大好きな北千住の『おおはし』でも、カメラを取り出すこと自体はばかれる雰囲気は、前から感じていた。この何回か、写真を撮らずに飲んだら、肩の荷を降ろしたようで、気楽に飲むことができた。そう思いながらも、この甘鯛の皮付きの刺身むちゃくちゃ旨いけれど、写真を撮らないで後悔しないかなと、時々変なところで気になり出したりするので厄介だ。
今夜、一緒に飲んでるI藤さんに「撮らなくていいの」と言われて、撮りながら飲むのがイヤになっちゃったんですよと、いきさつを話すことになった。

↑桜台『秋元屋』に到着時、すぐにカウンターに座れた。これは、帰り際の写真でやっぱり待つ人がいる人気店。

↑まず半焼きを食べる。タン、ハツ、チレで、レバも入れたいところだが、さすがに2軒目だから抑え気味に。ついつい、旨そうで写真を撮ってしまった。この後、レバの辛味噌タレ焼き、レンコン肉巻きなどもいただく。金シャリホッピー2杯と氷入りホッピー1杯を飲んだ。

後日、何となくブログを書きはじめてみると、食べた料理の写真がないのも寂しいものだが、2軒目に行った桜台『秋元屋』では、お目当ての半焼きの写真だけは我慢できずに撮っていた。その時点で、もうかなり酔っぱらってたんだろう。
どんな話の流れだったのか、ひとつ先の練馬駅にもう一軒、焼きトンのお店があるよとI藤さんのひと言に飛びついて、3軒目のはしご酒となる。焼きトン食べてお腹いっぱいにもかかわらず、もつ焼きに行くとは無謀にもほどがあるが、気分よく、あともう一杯を飲みたかったのだと思う。

↑一駅分、夜の散歩でもつ焼き『金ちゃん』に、たどり着いた。焼きトンではなく、もつ焼きとしてるところが昔ながらだな。

↑氷が少なく、焼酎たっぷり。酔っぱらいには、強烈な大サービスに思わず写真を撮った。

もつ焼き『金ちゃん』は、昔ながらのいい感じの店だった。ホッピーセットのグラスの焼酎が恐ろしいぐらいの大サービスで、その量に驚いて、写真を撮ったのは覚えていた。その後に、煮込みの写真も撮っていながらまったく記憶がなかった。旨そうな煮込みだけに、食べた記憶がないのは悔しい。と、言うか情けない。
飲み過ぎた翌日の土曜日、東京は雨で梅雨入りになった。

↑味噌の色具合もよく旨そうな煮込みだが、記憶が飛んでしまっている。

↑先月末から今月にかけて、仕事の切れ目で平日でも休める状態に入っていて、本日もお休みだった。スポーツジムに行き、映画を観て待ち合わせの1時間前に十条駅に来た。駅近くの銭湯でひと風呂浴びてから飲み会へとお気楽な計画。東京公衆浴場組合発行の銭湯マップで調べて行ってみると更地になっていてびっくり。マップを持参して来なかったので、確信のないまま商店街の先まで当てずっぽで行ってみたら、かすかに見えた煙突に導かれて到着。これは、かなり嬉しかった。

↑典型的な東京の銭湯名『松の湯』で、さっぱりして口にしたビールの旨かったこと。