スター・ウォーズ(エピソード1)ファントム・メナス3D

movie_kid2012-03-24


面白かった。あらためて、スター・ウォーズの素晴らしさを堪能できた。
3Dで激変したり評価が高まったというより、もともとこのシリーズの素晴らしさを再確認したのだった。そして、この映画こそが3Dに向いていると確信できる。
アバター』を観て3Dの幕開けを感じながら、立体に見えるだけで映画がよくなる訳でもないだろうと思っていた。だから、続いて『アリス・イン・ワンダーランド』を観てからは、3Dの映画からは遠ざかっていた。
ここに来て、ヴィム・ヴェンダース監督『ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』によって、3Dの表現の可能性が映画そのものの内容まで影響することがわかった。そして、やっぱりスターウォーズを3Dで観たかったんだなと気がついたのだ。
熱狂的ファンもいるし、各6作品に評価も別れバッシングも含めいろんなことを言われ続けている『スターウォーズ』サーガだが、エピソード1がら順繰りに映画館で観ることが出来るはじめての体験なのだから、これからの数年、そのことを楽しみたいと思った。
現在の3D上映は4方式以上あり、どの方式で観るかによってもかなり違いが出るとはじめて意識した。新宿ピカデリーでシャッター方式の『XpanD』と、日劇で『RealD』の方式を両映画館で観た。『XpanD』のメガネは大きく重いかわりに比較的に明るく立体感もよく感じた。日劇の『RealD』は普段のメガネに付けるフィルタータイプでとにかく違和感がないけれど、やや立体感が弱く暗くも感じたが大画面だったので気になるほどではなかった。どちらがどうとも言えないくらいだが、確かに違いはあった。ただ、観る座席によってもかなり変わるようなので前後左右中央の席になるように気にした方がよい。
3D方式の違いもさることながら、2週連続で2度観てしまったほど無邪気に楽しんでしまった。エンドロールの最後で、曲の終わりの余韻と共にダースベイダーの呼吸音がインサートされて思わず涙がはらはらと流れてきたが、良い作品を観た後にそれなりに感極まったからだろう。しかし、今更『スター・ウォーズ』を観て涙を流しているのも恥ずかしいので早々にさとられないように拭った。