飲み友だちとの花見酒は、市ヶ谷土手の夜桜飲み

例年、四谷の上智大学側の土手、丸ノ内線ラグビー、テニス、野球の上智大グランドの土手上でお花見をしていた。飲み友だちと共にここら近辺に仕事で来ているので、集合するのにちょうど良かったし、遊歩道になっているので街灯も所々にあり夜桜も楽しめる。途中で、道路に寸断されるも桜の遊歩道が飯田橋まで長く続き、ぶらぶら歩いても楽しい。

↑もとは、外堀の土手なので広い場所ではないが、桜並木が連なっている。市ヶ谷には、堀も残っていて都会の真ん中で釣り堀もあるところ。

↑大きい桜と街灯とベンチとテーブルのある良い場所を、夕暮れてゆくなかで漫画など読みながらぼんやりと飲み友だちが来るのを待っていた。

市ヶ谷には、法政大学もありこっちは校風や少々おバカな子も多くて乱れてる感じで腰を落ち着ける花見は避けていたが、前日の下見でこちらの方の桜がどういう訳かたくさん咲いていた。今日は、仕事がないので酒やつまみを準備も万端に、早く来て場所取りもできる。少ないながら、ベンチやテーブルもあるので、早めにきてよい場所を取りのんびり待っていることにした。
飲み友だちが、曙橋にある会社から歩いて到着する頃には、学生たちのコンパが大々的に始まろうとしていた。うるさくはあるが、昔の学生に比べたら大人しい方じゃないのかなと飲み友だちは言い、こちらも楽しく酒盛りをはじめた。

↑ビールは、飲み友だちが会社の冷蔵庫に残っていたものをもらい受けてきた差し入れ。山形正宗は、最近飲んでお気に入りになった銘柄。

↑昨日から、一気に咲き始めた桜。


乾杯のビールを飲んでから、ワンカップの酒をキャンプ用のガスコンロセットのやかんにいれ燗をつける。日本酒の四合瓶も用意していて、冷える夜桜見物をほかほかに楽しめるのだ。この数年、事務所勤めをしていた関係で料理もできないことが多く、寿司折を肴にしてあたたかい燗酒が2人の花見の定番になっている。
今回は、ちょうど平日でも僕が仕事ない日だったので少し腕を振るって、サバ入り玉子焼きやぶりの塩焼きなどおつまみ類も充実することができた。寿司折も、地元の魚屋兼寿司屋のものだから、ネタがよく一人前も千円で安くて旨い。日本酒ばかりか、芋焼酎もペットボトルに入れて持参してきたので、飲み物、食べ物、たっぷり充実で激安飲みなった。

↑普段、あまり食べないにぎり寿司。お花見にぴったりな、グッドなおつまみ。

↑夜桜見物には、燗酒が身にしみる。満喫の一杯が飲めるのだ。

陽も落ちて、夜のとばりがおりる頃には、桜もますます綺麗に妖艶になって来るも、学生たちの集団が増殖してこちらも飲み込まれそうになっている。飲み友だちが、ぽつりと自分の娘も今年から大学生で、バイトなりサークルなりに対して何でもいいな、いいな、楽しそうだなと娘に声をかけると嫌がられるのよと言っていたのが、印象に残った。
持ってきたもの全部を飲み食べして満足した後、例年の上智大学の方まで桜の遊歩道を散歩することにした。大学近くは、学生が多いが他は会社関係の宴会も多く、それなりに盛り上がっていたり、つまらなそうにしんみりしていたりと面白かった。

↑右上は、月だよ。満月とまではいかないが、もう、言うことなし。

昨年は、震災の後すぐのことだったので、花見の人の数も極端に減っていたが、従来の賑わいは取り戻したようだ。夜桜も堪能したところで、思い出横丁の『みのる』で仕上げのハイボールを飲んで帰ろうと、息ぴったりに新宿に向かった。

↑仕上げに、思い出横丁『みのる』の地下へもぐり込む。

↑サラダとハイボールの今宵の〆だ。

↑なにかと、お世話になります『思い出横丁』