ゆっくり連休と思いきや一路、四国・高松へ

土、日曜日はゆっくり連休だからと、金曜日の仕事帰りは思いっきり“ひとり飲み”を楽しんだ。しかし、翌日の朝に入っていた携帯への連絡で一変。四国・高松への出張チームのアートディレクターが、インフルエンザで倒れたのだ。日曜日には羽田空港から機上の人になり、あれよという間に四国の地に立ち降りた。代打の出張仕事の話などこのブログで書くことではないが、なにせうどん王国である。それにとどまらず、瀬戸内の魚が旨い。なれない出張の仕事はつらいが、その後の飲み食いはその反動もあって印象がよかったのでひとり飲み番外編といった具合で紹介する。

羽田空港から国内線に乗るのははじめてだった。今時の空港には、変なものがある『ねんりん家のバームサンドイッチ』出発前のお茶タイムに同行の女子2名が食べていた。やっぱり、甘いと言っていた。
羽田空港を朝飛び立ち、昼にはもう高松市内にいた。仕事先に向かうのかと思いきや本日は現地入りだけで仕事は明日からそうだ。これからなにするのかと思えば、夜6時から予約している店に行くが、それまでたっぷり時間もあるしビールでも飲みながらゆっくりするとのこと。ホテルに荷物を置き、アーケードの商店街をぶらぶら歩きしてお好み焼き屋に入る。日曜日だからかどうか、開いている店も少ないようだが、高松市内のアーケードの商店街はかなり奥行きもあり、縦横に長かった。偶然見つけたお好み焼き屋さんで、ご当地ならではというより昔ながらの懐かしさを感じる店で、聞けば昨年で開店50周年だそうだ。落ち着いてメニューを見はじめたら、お好み焼きに鶏肉や鶏もつのものがあり、めずらしい。焼きそばだけでなく、焼うどんがあるところがやはりご当地らしいし、これがやっぱり旨かった。しっかりしたもちもちうどんに、やや甘めのソースがからまっている。うどん王国のはじまりは、変化球からだったがこれはこれで美味しいものだった。

↑昼も過ぎてお腹も減っていることだし、軽くお好み焼きを食べながらビールでも飲もうとディレクターのひとりが言いだして、アーケードの商店街を歩き見つけた。日曜日の昼下がりのためか、混み合って席が空いていなかった。仕方ないので、時間つぶしにもうひと回りしてやっと入店。

↑5人だから、2席に別れた。店内は、昔ながらの落ち着いたいい雰囲気で居心地よくて、だらだらとビールを飲み続けた。

↑厨房前の鉄板で焼きあげてからから持ってきてくれた。こちらは、のんびりビールを飲みながらおしゃべりしていればよかった。もっちりうどんに、ソースがやや甘めのやさしい味だった。

↑鶏もつと親とり焼き。お好み焼きで、鶏肉はめずらしいと思ったが、違和感もなくとても美味しい。親とりとは、若鶏のような軟弱な肉ではなくしっかり歯ごたえのある関西的な言い方で、本当の“かしわ”だった。

↑調子に乗ってきて、ビールのつまみに具材のタネだけ焼き。ビールを飲み続けるのにばっちりで、たのもしい味方。

↑身の厚いイカ焼きと、鶏もつのレバも大きい。