門前仲町、下町ふたり飲みは裏目の連続?

門前仲町「魚三」「だるま」のブログを、飲み友I藤さんが読んで書き込みをしてくれた。一緒に花見をして飲んだ以来で、今はもう梅雨、季節はめまぐるしく進んでゆく。「では、行きましょう」と、きっかけがあれば飲みに行く話は、すぐに決まる。週末の金曜日に心おきなく飲みに行けるのは理想だが、週の中、水曜日に「さくっ」と行くことになった。

↑定時に仕事を終わらせて外に出てみるとなんと、まだ、明るい。たわいもない事にうれしがって、シャッターを押した。夏は、近いんだな。
「魚三」で一緒に飲んだことはあったが「だるま」は、I藤さん未経験ながら吉田類さんの「酒場放浪記」で放映されたのを見て、行ってみたいと思ってたそうだ。
ともに職場の最寄り駅に有楽町線があり、飯田橋で乗り換えて門前仲町に向かうため待ち合わせを東西線ホームにしていた。そこに至る前にふたり遭遇して、あうんの呼吸で下町に着いた。地上に上がってみると道の反対側から見る「魚三」が暗い、シャッターが閉まっている。半紙に筆で書かれた「休ませていただきます」の文字が目に飛び込む。動揺を隠せないまま、煮込みの名店「大阪屋」に行こうと話は決まったが、その大坂屋もまだ8時にもならない時間で、明かりはついていながら暖簾が中に入れられていた。
これは、もう「だるま」しかあるまいとくるりと振り返り反対側に数歩いったが、外から見るからに満員の様相で、店のお兄さん、お姉さんともども申し訳なさそうだが毅然と入店不可を告げられた。

↑見事に、はずれてしまった。

↑大坂屋も、あぁ、暖簾が出ていない。
後は、この地に知る店もなくあてどなく勘を働かせながらさまよい歩くしかない。この一帯ぽつりぽつりと赤提灯が目に飛び込んでくる。空腹度合いもさることながら、のみたいモード全快で、安い立ち飲みで、まさに「さくっ」と始めることにした。
立ち飲み「づめかん」。その安さに驚きつつ、刺身類もあり焼きトンもありで、ほどほどにおつまみもある。焼酎「いいちこ」も一升瓶でのボトルキープ、サラリーマングループなかで盛んに一升瓶が回されていた。

↑とにかく、飲もう。

↑魚三の魚づくしにはおよばないながらも食べつつ、ふたり飲みは、おしゃべりに花が咲く。

↑300円の高清水が、上手い。

↑肉厚で切り身が大きく、食べごたえありの焼きトン。
シーラ刺身200円などをつまみながら、300円の高清水の日本酒がなかなかうまい。焼きトンも、1本100円でカシラ、ハツ、チレともに塩焼きがうまかった。後で、店名の確認をサイトで見たら、近辺の飲み屋の中でもダントツの安さと細やかな店の対応で、人気店だった。本日は、裏目裏目になってはいたが、ひょんな感じでいい店も見つかるものだ。

↑店を出てから入り口の写真を撮ろうと思ったら、店のお姉ちゃんが「ありがとうございます」と外まで見送りに来てくれ、撮りそびれた。なので、側面からパチリ。
その後「だるまに」場所を移して、じっくりとこの変な居酒屋を楽しんだ。店の美人姉妹のお一人が、飲みが足りないのか、やや盛り上がりに陰りがあり、幾分お疲れの様子だった。早い時間から、満員御礼で客さばきをしてるのだから、疲れもでてくるだろう。

↑さて「だるま」のホッピーを飲みますか。

↑さすがは、居酒屋の風格がある煮込みとまぐろぶつ。

↑シメサバは、やっぱり、食べてしまう。

肉豆腐は、オーソドックスの甘辛。

穴子も、小ぶりながら酒が進む逸品。

↑爆弾団子つくね。しっかりと味がついてます。
帰りの電車で、是非、この金曜日に再度、門前仲町を攻めようと鼻息荒く語ってしまったが、翌日、冷静になり金曜日に時間がないから、水曜日の夕べにしたことをちゃんと思い出し、メールで昨夜のお疲れ様と金曜日はやはり無理そうですねと寂しい確認をした。