ゲット・ラウド

movie_kid2011-09-17


エレクトリックギターの3世代のスーパースターが、集うドキュメント映画。
ジミー・ペイジレッド・ツェッペリン)、ジ・エッジ(U2)、ジャック・ホワイト(ザ・ホワイト・ストライプス)3人3様の個性が光る人生の物語があり、音楽がある。その3人が顔をあわせ、それぞれのギターの音を重ねると、くっきりと際立って来るのが、音楽の素晴らしさでありロックの真髄だった。それほどのロックファンであらずとも、ファンなら特に、エレクトリックギターとそのテクニックだけでなく作曲のメカニズムにまで掘り下げた、今までにないドキュメント映画にのめり込んでしまうだろう。
電気で音を爆発的に増幅させるエレクトリックギターだからこそ、その原点がよくなければならず、それを具現化し音楽となる段階が、アートそのものだった。自分の音楽と人生を語る3人の背中が大きいし重みもあるのだが、ひとたび、ギターを手にして向かい合ってみると、子供の様に、目がキラキラしたやんちゃなギター小僧達だった。