ムカデ人間

movie_kid2011-07-30

映画としては、成立しているものの観てどうだったかと言えば言葉に詰まる。普通は、映画を観たらどんな出来であれ気分的にはリラックスして酒の一杯でもやりたくなる。休日のお楽しみとしての過ごし方だ。ただ、今回は、胸が悪くなってしまい、すぐには何かを飲んだり食べたりはしたくなかった。
「人をつなげて、ムカデ人間となす」と、幼稚で強烈な発想が、残像のように頭に焼き付いて離れない不快さも相まってこのホラーと呼べばいいのか、胸が悪くなる映画は成功なのだろうか。切り刻まれて痛ましいホラーから、つなげられる苦しみと辛さに新しい恐怖、などともてはやす声もあるのも事実なようだが、そんな気にもならない、観なければよかった映画にしてしまいます。