ロシアン・ルーレット

movie_kid2011-06-25

同監督作品のリメイク映画だけに、前作との違いが気にところ。モノクロームの東欧のやけに暗い映像で、賭けの対象に莫大な報酬を求めて男達が輪になってロシアン・ルーレットする事そのものが衝撃的で、ほかはあまりよく覚えていない。舞台が、アメリカになりミッキー・ロークジェイソン・ステイサムの売れっ子俳優が出ていても、男は確固たる理由もなく破滅へ向かうといった基本路線は変えていないと思った。奇をてらってない分、じっくりと男達の破滅へのドラマを観る映画になっていると思う。
前作とは違ってカラーでありながら、とても、アメリカのようには思えない、まさに東欧の重苦し風景のように見えるところにこの監督の作風がある。