GANTZ

movie_kid2011-02-12

原作マンガは、知らないながら映画館での予告編で、これは観ようと決めた。放り込まれる恐ろしい状況とシャープな映像に惹かれ、謎の物体GANTZが、現れるまではぐいぐい引き込まれたが、戦わなければならなくなる相手が「ねぎ星人」では、ちょっとこけた。原作からのモチベーションが、どこかちゃかした幼稚なギャグ的要素を漂わせていて、まじめにやっては元も子もないと言うことか。
状況は、独創的だが他はコラージュのようにいろんな所から要素をもらってきてごちゃ混ぜにしたんじゃないのと突っ込みも入れたくなった。
ギャグにしては「ねぎ星人」が気持ち悪くてあっけにとられ、次のロボ星人あたりで本当に強くて不気味で空恐ろしくなってきた。生死を超越してしまったようで、生死に深く関わった物語にだんだん期待も高まってきたが、前後2部作の余裕だからか、もったりとした進展に少々いらいらさせられつつも、次を観させる罠にまんまとはまってしまったのかもしれない。