アリス・イン・ワンダーランド

movie_kid2010-05-02

流行の3D、2度目にしてなんだか疑問に思って来た。出てくる飛び出ると喜んではいたが、どうもその事が気になって本編が疎かにと言うほどではないのにしてもするりとその世界観の中に変に入れなかった。眼鏡に眼鏡をかける煩わしさもあって、重くて落ち着かなさがちょっとなぁ。
そのワンダーランドなアンダーランドは、圧巻だ。ティム・バートン節が全開でオリジナルからよくぞここまで引っ張ってくるなと、ただ、ただ堪能。変なさ加減は、全体よりもむしろ細かい部分での技ありで、デカ頭の独裁女王やジョニー・デップの帽子屋の派手メイクにちょっとだけ目デカにするあたりの人に向けられたセンスの良さが光る。最新技術だけではこうはいかない。
これでもかと出てくるてんこ盛り感も楽しいのだが、ここまで派手に万人対応にしなくても、こじんまりした物語で味わい深いティム・バートンの映画も見たいのだがなぁ。