アバター 3D

movie_kid2009-12-29

未来の映画だ。これは、凄い。飛び出して見える物体に、思わず身体をよけてしまう。浮遊し漂う生き物が、この手で触れそうだ。
こんな映画は、夢の先だと思っていたが現実に目の前にあり驚きに震えている。
アトラクションではなく、物語られる映画の新次元に入って行くのだろうか。映画の世界に観客がそのまま入り込み体験感覚で映画を観る事が出来るのだろうか。どきどきしながらその世界に身を任せたのだが・・・。
この映画が、最高のものとも、過去の映画払拭するとも言いきれないところで、3Dでスターウォーズシリーズを観てみたいと真っ先に思ってしまった。
アバターが面白くないのではないけれど、あまりにもわかりやすくしている事で映画としての深みに物足りなさを感じてしまった。人類の傲慢さや未知の生き物を創造し理想的な存在をイメージさせる手腕に敬服しながらも、どこか映画の厚みを感じさせてくれない不満が湧いてくるのだ。3Dという素晴らし映画を提示してくれた事に感謝もして、可能性も感じながら、このまま全部の映画が3Dになってしまう事はないだろうし映画という表現にまだまだ、幅もあり深みもあるのだと再確認して、興奮のまま2009年の映画の締めくくりだった。