ベンジャミン・バトン 数奇な人生

movie_kid2009-02-21

逆さ言葉。単語や文章を逆さから読んで意味がわかっても、無くても
何か不思議な響き、呪文のように感じるよね
生まれた時にすでに老人で成長するごとに若返ってしまう男の物語
始まって、もうすぐにクライマックスのように
この映画に酔っているとでも言えばいいのかな、涙が出てくる
若返りで逆の人生を歩むだけで、あたり前の成長も出会いも別れも
何とも新鮮に輝いて見えてくる。不思議だ
男と女が引かれあって、愛し合うという事も
偶然でありながら、必然のようにも見えてくる
人生っていいもんだなぁーと、この映画の広告コピーそのものを感じながら
僕ら親の世代、20世紀波乱の時代を背景に
一歩一歩と人生は進み、実年齢と肉体がちょうど真ん中
シンクロする時のこの男を演じるブラット・ピットの美しさに
またしてもハラハラと涙がこぼれてくる所に
人生の深みを、感じてしまった