「ボンド、あなたはいつも待ったなしなのね」
劇中の台詞のように、待ったなしのカーチェイスから始まった
とんでもないアクションのまっただ中に
唐突に放り込まれ、思わず肩に力が入る
前作からそのままの続編、スリリングなカジノのホテルから
一気に野に出て話は中南米、砂漠へと
激しいワイルド・アクションが繰り広げられる
今のボンドはひたすらクール、その内側は悲しみに捕われている
その切実さが、さらにクールでタフなボンドを際立たせるんだなぁ
組織に使われているのでなく、逆に利用して行くほどの図太さを持ち
頼れるのは、己の肉体と技量のみとするその姿は
スパイと言うより、今風のヒーローだ
