年末ジャンボと生ビール


随分、長くブログを書くのをさぼってしまいました。
義母が自らの転倒事故で頭を打ち、命を危ぶまれ、意識も戻らないかもしれないと搬送された医療センターの医師に大手術のあと言われた、あの夏の終わり。
あれから3カ月経って、医療センターから青梅のリハビリ病院に移り、あやうげながらも会話も交わせるように快復はしました。それでも、なかなか自分の口から食事をするまでにはならなくて、液体状のものを少量流し込めるぐらいで、はたして自分でおき上がるところまでいけるのかどうか。
なんだか、あの夏がそのままずっと続いているようにも感じていました。
ふと気がつくと、木々の葉は、赤や黄色に色づきはじめ、いつのまにか秋から冬に移り変わりました。
とうとう、今年も押し詰まって来ました。

↑宝くじをつまみに、年末の日曜日、寒空の下で生ビールを飲む。しみじみというよりは、大当たりの妄想にかられているのでした。
何度となくブログも書きたくなったりはしましたが、毎週一回は、病院に行く事が多くなにかと時間もなく、アップするまではできませんでした。
ずるずると、休みグセというのは恐ろしいものです。
このブログに、訪れていただいても更新されてないばかりで、本当に申し訳ありませんでした。
     ☆
一週間ほど前になりましたが、有楽町で年末ジャンボ宝くじを買いました。
自分のではなく、ふるさとに住んでいる母親が好きなので正月の帰省の際に、お土産として毎年プレゼントしていました。とは言っても、僕自身は、こんな確率のものが当るとは到底思えないので、興味もなく、実際はかみさんがいつも買っていました。
今年は、忙しいというので、とうとう僕が買いに行く事になった訳で、あの長蛇の列の銀座のチャンスセンターなどには、間違っても行かないようにと思っていました。しかし、締め切りも迫っているためか、有楽町の駅前の売り場も大変な行列でした。
この売り場は、大黒天宝くじと言って買った人は、窓口で千社札のような大黒様のシールをくれるようです。売り場の横に、祠のようなものが備え付けられていて、もの凄い数のシールが一面に貼られています。その中には、ちゃんと木彫りの大黒様が鎮座していて、買った人は、老若男女だれもが、思い思いの場所にシールを張り付け、自分の宝くじを大黒様に擦り付けるものまでいて当りますようにと願をかけています。
もう、みんながみんな真剣に拝んでいるのを列で待っている間ずっと見ていたためか、自分にもむくむくと欲望の炎が燃え上がってくるのを感じました。
実のところ、4年間続いていた仕事が、来年の2月には終了する事が決まったばかりで、この先どうしたものかと呆然としていたところでした。ここで、この宝くじが当たれば、もうなにも恐いものがないと、バカバカしい妄想に取り憑かれ始めるのでした。
もらった大黒シールは、しっかりと祠に張り付けようとするのですが、肩に力が入り過ぎているためかなかなかシールの台紙がはがれず、もたついてしまいました。
気持ちを落ち着かせようと日比谷公園に行き、お気に入りの日比谷茶廊でドイツのエルディンガー ヴァイス ビア『ピカントス』を飲むのでした。
風が冷たく、外で飲むのには厳しい季節になって来ました。(12月20日飲)

↑恒例の一足早い年賀状です。小学館刊『おじさん図鑑』に、似せて作ったのではないですが、『おじさん図鑑』というタイトルと雰囲気がなかなかよろしいので、なんとなく真似た感じで作りました。来年もよろしくお願いします。
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とりあえず、本日12月28日、仕事納めをしました。
明後日から、和歌山に帰省をして短いながらもお正月を楽しんで来ます。
もちろん、宝くじ当選の結果は、言わずもがなだと思います。
それではみなさん、よいお年をお迎えください。