とうとう、揚げ物解禁か?

(12月13日)
この年末に来て、かたくなに守り続けて来て20年、禁! 揚げ物(天ぷら、フライ、唐揚げなど粉を付けて油で揚げたもの)に、とうとう手を出してしまったか!!! と、チューリップの鶏唐揚げの写真をアツプしたが、もちろんフェイク。
自分が食べたのでなく、飲み友だちが食べたもの。大阪の名物串揚げ屋を食べ歩いた彼が、北千住の『天七』の串揚げが一番旨いと断言している。地方へ移住したこの長年の飲み友だちが、東京と決別した訳でもなさそうで、時々、上京してくる。この年末も上京してきていたので、一緒に飲んだ時の事だ。

↑正式な名前は、何と言うのだろうか? チューリップで通じると思うのだが。
そこらあたりの話も、本当はアップしたいところだが、年の瀬も押しつまり、時間を取れないままに至った。上京に合わせて、とてもこの年末は飲みにはいけないだろうと思っていたが、勢いとは恐ろしいもので、2晩連続で飲む事になった。
初日は、新宿、中央線コース(思い出横丁『カブト』→阿佐ヶ谷『たつや』→新宿ゴールデン街『みゆき』と『ダンさん』)
2日目は、ひとり飲みのホームグランドである北千住『おおはし』に行くことになった。これを逃すと年内、もう『おおはし』で飲める機会がないし、近隣の綾瀬在住の第三の男も参加するのでちょうどよいかと判断して、うまい具合にテーブル席でゆっくり3人飲みをした。

↑自らに課した20年来の揚げ物禁止宣言。だから、まさか入店するとは思ってもみなかった北千住『天七』。飲み友だちが、ファンだから気にはなっていたが、店に入り酒を飲むとは不思議な気分。

質実剛健、簡素な店内、仕様が気に入った。入店はしたものの飲んだ勢いで、禁揚げ物宣言を破る事なくすんだ。

↑揚げ物にかかせないキャベツ、サービスというところが、酒だけたのんだ者には肩身が狭い。でも、ぽりぽりとキャベツを齧って酒を飲んだ。
せっかくこの地に来たのだから、串揚げの名店、立ち飲み『天七』で串揚げ食べるぞっと盛り上がり、揚げ物の禁をかかげながらはじめて『天七』店内に立ち入った。
店内は、素っ気ないほどにぐるりとカウンターが店内を囲む立ち飲み屋で、串カツ専門店らしく油の香りが充満しどことなく独特の雰囲気も漂わせ、ひとり飲みの好みそうな風情だった。串カツはふたりにまかせて、こちらは燗酒とサービスの生キャベツをぽりぽり齧りながら、立ち飲む事になった。
そして、このチューリップの唐揚げには、グッと来た。
突然、子どもの頃の記憶に放りこまれたような衝撃を受けた。子供の頃の、憧れのごちそうがこれだったのだ。クリスマスや誕生日になると、母はよくこのチューリップの唐揚げを作ってくれた。その日が近づき、この唐揚げを心待ちにしていたことを思い出した。
     ☆
いろいろとありながらも、今年も終わろうとしています。
本日で、今年の仕事も終了しました。
明日は、和歌山に帰省するのですが、やっと1年間の荷物をおろした感覚で、大阪に立ち寄りひとり飲みの飲み納めをします。話のはじめの串揚げ天国でもある大阪、新世界に行き、ジャンジャン横丁で散髪をして、通天閣の足もとの銭湯で1年間の垢を流した後、串揚げ屋ではなく立ち飲みの名店『平野屋』に行きます。
久々の大阪弁に囲まれ、濃い大阪のおっちゃんの隣で、一杯やって来ますねん。
そんな訳で、今年のアップは、これで終了します。映画の方は、この半年何もアップできないまま挫折を味わいました。このひとり飲みにしたって、飲んだ数だけアップはできませんでした。昨年のように、居酒屋の集計もしてません。
この先も、まぁ、ぼちぼちと行くしかないと思っており、このブログに訪れた人に感謝の気持ちを持って来年も続けますので、よろしくお願いします。


↑(バカ、丸だしで)全面にサバが好きとうたい上げた年賀状。かつて、ひとり飲みでもレポートした和歌山・紀伊田辺の味光路で出会った最高のサバがこれ。正月には、この地をまた訪れようと計画している。
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恒例で、ブログに訪れたみなさんに気持ちが届くように
年の明けないまま、自分の年賀状をアップさせていただきます。
今年もありがとうございました。
年末年始、みなさん、よいお酒が飲めますように