梅雨空の6月、のんびりゆるくてひとり飲みが続く

今から思えば(書いてる時点が7月)6月は、休みになる日が多くてゆるかった。急に余裕ができてもそこに仕事を入れたりできる訳もないし、月が変わればまた忙しくなるので、最近、あまり味わっていなかった平日の休みを少し楽しんだ。
休んだら、それだけ収入も減るので、散財するような事はもってのほか。できる事といったら、いつものようにジムに行って汗を流し、映画を観てからお気に入りの安いところで一杯やることぐらい。平日の夕方飲みに行くのだから、当然、ひとり飲みだ。
飲みたい筆頭の北千住『おおはし』に何度も行っていながら、店内で写真を撮りづらくなってしまったので、ブログにアップする回数も減ってしまった。

↑6月に上陸はめずらしい台風4号の爪跡。列島を縦断して各地に被害をもたらした台風だったが、上野公園の中の大きな木がなぎ倒されていた。
下町の老舗の居酒屋として古くからの『おおはし』は、近隣の酒飲みのおじさんの集う場所なのだが、数年前に店舗も新しくなった事から若い客もどんどん増えてきた。平気でフラッシュを使って写真撮る奴も現れ、強面の店員(実は、テンポが変で素頓狂なおじさん)によって店内写真禁止を注意するようになってきた。こちらは、サクッと自分の食べるつまみの写真だけ撮っていたが、一度「写真は、禁止」と、指摘された事もあった。『おおはし』のおやじさんや若旦那に言われた訳でないので、気に留めなくていいとも思ったが、長く飲みにきている身にとってあまり空気を乱す事もしたくないとも思った。

↑ゆっくりとひとり飲みを楽しむのなら、その前のひとっ風呂は欠かせない。平日の休みならではの北千住『大黒湯』と『おおはし』のセット。

↑つまみの写真がないと、次の日に写真を整理しながら旨かったなと思い返すことができなくなった。残念がるより、また、飲みに行けばいいさ。
肉豆腐食べて、お刺身2、3品、照り焼きにオムレツで締める完全なワンパターンなのは決まってるが、それでもお刺身は、旬の先取りで季節をたっぷり感じることができる。それらを写真に撮り、報告できない残念さはあるが、それだけではない場の雰囲気が一番大事だと充分わかっているので『おおはし』での報告は、少しお休みとしておきます。

↑6時を過ぎると、中は人であふれ、外でも飲み始める『うけもち』。開店すぐは、派手なつくりでない店は、ひっそりとしている。この感じ、良いんだな。
『おおはし』にも行ったが、先週に続き『うけもち』にもお世話になった。手軽に、サクッと飲めるのもいいし、質実剛健な店と料理がよくて、特に開店5時から6時あたりまでの客が押し掛ける前の時間帯が、のんびりとして気に入っているのだ。

↑スパサラをつまんで、ぐぃーとビールをやれば、極楽じゃ。

↑本日は、まぐろのブツ。盛りは、少ないようだが、品質がしっかりして300円は、文句なし。
残りのカードがあるとつい足が向かうので、カードのによるリピート効果も絶大だと思う。ひとつおまけがつく嬉しさや、カードを手に飲む“いじましさ”がひとり飲み向きなのかもしれない。
あまり長居せずに駅に向かうと、帰宅ラッシュの真っ最中だった。学生や早々に帰るサラリーマンでごった返している中、ほろ酔いのいい気分で帰る平日のお休みだった。

↑役に立たない、紙おしぼりもコースター代わりに焼酎ロックのグラスに敷けば、具合がよろしい。滴まみれにならずにスマートに飲める方法を、常連のお隣さんから以前に学んだ。立ち去る最後に、テーブルをこの紙おしぼりでさっと一拭きするのが、粋でしょう。

↑カンパチのづけ。まぐろでも何でも自分でできる料理だが、ここは料理人の腕がきっちりと出て来る。

イカ納豆。これこそ、誰でも作れるが、ゲソの湯がいたのも混ざっていて、ちょっとした事で、無駄がなかったりアクセントになって旨かった。

↑この時間に、ほろ酔いで帰れるなんて。まあ、たまにはいいもんだ。