演奏会前には、一杯飲んで

かみさんがひたすら打ち込んでるコーラスの演奏会を、毎年、一回は聞きに行く事にしている。一時は、プログラムのデザインを頼まれたりとかしたが、今は聞きに行くだけの義理をはたしている。恒例化しているとはいえ、我ながら律儀に毎年欠かさずによく行っているものだと思いながら、暗黙に請求されている花束を買ったりとかなり面倒くさい。
演奏会だけで出かけるのももったいないし、好きなところで一杯やって少し気分も盛り上げないと、腰も重い。新宿・思い出横丁『カブト』に、遠回りの寄り道になるが、土曜日の雨の午後、新宿に行った。

↑雨の新宿・西口。雨雲がのしかかる感じに、梅雨空が低い。

↑『カブト』少々久しぶり、ウナギも食べたくなっていたので、雨でも迷いなく新宿に出てきた。

↑お新香にラッキョがある期間は、結構、嬉しい。よしよし、レバ串も食べる事ができた。

芋焼酎は2杯で我慢したが、追加の丸塩はしっかり食べた。

飲み過ぎないようにと、こころがけ、芋焼酎2杯で終了。会場の川口へ場所を移動する前に赤羽に途中下車して、花束を調達する。花束ができるのを、花屋で待っているのも能がないのでもう一杯飲みながら時間をつぶす事にした。その前に、久しぶりの赤羽の駅前をぐるり歩いてみた。昔から、ここ赤羽は朝から飲める昼酒天国の街で、立ち飲みの名店『いこい』もあるところ。数年前に比べ、飲食店の数がまた増えた気がする。時間的な事もあるだろうが、その増えた店内が閑散としていた。店の数に対して、飲む人がそれほど多くないのかなと思っていたら、居酒屋の名店『まるます家』には、席待ちの列ができていた。店が増えても、いい店にしか客は飲みに行かないという事だろう。

↑朝から飲める赤羽の『まるます家』は、鯉とうなぎの川魚を堪能させてくれる。すでに、うなぎ済みなので、ここでは飲まなかった。並んで待つ覚悟が必要なくらい人が入っていて、さすがは老舗の人気店。

↑さっくり飲むなら立ち飲みの『いこい』が、簡単でいい。

↑ぶりポン酢は、さっと素揚げしたものだった。ちゃんと吟味してお刺身にすればよかったが、衣を付けてなかったので胸をなでおろした。

↑ポテトサラダで、無難に。

↑ホッピー1本には、中の焼酎をどうしても3回飲んでしまう。だから、イカの煮たのをもう一品。結局、この時点でかなり酔っぱらってきた。

↑酔っぱらいのおじさんには似合わない花束を持ちながら演奏会の会場へ。

この後、演奏会を聞かなければいけないので、立ち飲み『いこい』でホッピーをさらりと飲んでから、花束を受け取り会場の川口に向かった。
翌朝、かみさんに演奏会に来てくれた事と花束のお礼を言われながら、どうだったと感想を聞かれたが、いい気分で聞いていた気がするものの、全体的におぼろげではっきり覚えていなかった。一杯どころでなく、かなり飲んでしまって酔っぱらっていたのだろう。