東京雪見酒は、ふたり飲み中央線ゴールデンコース

昨日、降っていた雨が夜になって雪に変わった。
1月に東京で積もるほどの雪が降るのはめずらしい。夜中の遅くまで降っていたのだろう、朝には一面の銀世界が広がっていた。火曜日だが、仕事が途切れたところで、事務所に行かなくてもいい日になり、ちょうど飲み友達のK西さんが四国から東京に来ている。仕事だったら何とかやりくりしてすこしでも滞在中に一緒に飲みたいと思っていたが、お休みにしたので早い時間からたっぷりと飲みに行ける。

新宿御苑は、桜の春も紅葉もいいが雪景色もなかなかよかった。

↑ぐるりを高いビルに囲まれている街中の公園でも、敷地が広いこともあり驚くほど古い大きな樹もある。

午前中ジムで汗を流し、映画を観てそれから飲みに行く素晴らしい予定。昨夜、メールで連絡入れたらすぐに電話で返事が来て、K西さんも午前中で用事が終わり、やっぱり映画を1本観てから飲みに行く事になった。
こちらの方が、早めに映画観てしまったので2時間あまり時間があいた。新宿にいて飲みはじめも思い出横丁の『カブト』なので、新宿御苑で雪景色の庭園を目に焼き付けてからん飲みに行き、気分的には東京雪見酒としよう。広い御苑を1時間ぐらいかけてぐるっと歩いて回った。
待ち合わせまでまだ少し時間はあり、体が冷えきっているので何か飲んで暖まりたいが、これから酒を飲む前にコーヒーはないよな。新宿三丁目の85エールハウスで、生ビールを先にやらせてもらうことにした。
その後、新宿「カブト」から荻窪「焼き屋」それから阿佐ヶ谷「たつや」へと深酒コースがはじまった。

新宿御苑を出て交差点の先は、新宿三丁目。寄席や映画館もあり飲食店も特に最近ふえてきた気がする。入りやすく軽く一杯に最適の85エールハウスで、バス ペースエール。

↑今年、早くも2度目『カブト』に入店。K西さんと同伴で、少し驚かれ「いらっしゃい」と、うれしい顔で迎え入れてくれた。

↑今年もウナギの稚魚が不漁とのニュースを見たばかり。この景気だからの状況で、仕入れも含め大変だろう。こちらは、変わらぬ『カブト』の味をいつまでも楽しませていただきたいと願うのみ。

↑ゴールデンコースは、まだ先があるので、追加のマル塩は1本づつに分け合った。

↑2軒目は、荻窪駅南口からすぐの『やきや』で、新店舗は以前よりわかりやすい。名物のイカ料理が安くて旨い、立ち飲み処。

↑さて、飲みのもはホッピーでまずたのみたいのがイカ3品、イカ刺、みみ刺、わた和え。

↑寒い時期には、イカ大根がある。メニューにのっていない時期に注文してしまい「ありません」と、きつく言われたことがあった。旧店舗のときは、店の姉さんは少しこわかったがどうしたことか、今は何だかとてもやさしい。

イカのナンコツ焼き。そのこりこりとした部分の食感は『やきや』ならではの味だ。
昼間の雪見気分もどこへやら、すっかり酩酊してしまい近頃、東京で焼きトンといえば桜台『秋元屋』がいいですよと、明日も、また一緒に飲みに行く約束をしてしまう。
移り住んでる関西方面ではなかなか食べられない焼きトンだもの、この際、しっかり堪能して帰ってください。

↑さて、ここからは、阿佐ヶ谷『たつや』で甘エビのてんこ盛りは、これでお通しなのだ。


↑お通しの第2弾のさば(醤油の甘辛)煮。

↑この店では、シメサバでなく刺身だ。塩で〆てない分、身は柔らかいが脂ものって旨味が広がる。

↑実は、魚の仕入れが少なかったそうだが、カレイがあってよかった。白身の刺身も食べないと、さびしい。

「たつや」のおやじさん、相変わらずの元気いっぱいといった感じではないが、僕たち以外に常連のお客さんがいて、K西さんともどもお通しに出てきた大盛りの甘エビとサバ煮をぺろりと平らげ、サバ、カレイ刺身を「うまい、うまい」と食べるこちらを見てほほえんでいた。
写真は、撮り忘れてしまったが、刺身にしてもらったカレイの骨はお約束通り土産にいただいて帰り、翌日の朝飯の味噌汁にした。


↑思い出した様に今日は、東京雪見酒だった。そんな訳で、雪の新宿御苑をもう2枚ほど。雪の残った翌朝は、かなり冷え込んだ。