新年会は、神田・三州屋でふたり飲み。


飲み友だちI藤さんとの新年会は、例年のごとく神田・三州屋だ。師走に入るあたりで、飲みましょう連絡をとった時、三州屋で燗酒を飲みたいとI藤さんは候補のひとつにあげていた。せっかくですから、三州屋は来月の新年会にとっておきましようと返事をしたくらい、もう数年連続で年頭の飲みはじめ、新年会は三州屋だ。神田という場所柄らしい、東京の純血の居酒屋である。長年、働くおじさん達サラリーマンの支持を得てきた店だけに、男同士、飲み友だちとの新年会にもっともふさわしいと、この数年、三州屋でI藤さんと年のはじめの初飲みをしているのだ。

↑待ち合わせのJR神田駅でいると、同じように改札前で待っている人達みんなが、飲みに行きそうな顔つきに見えて来る。まだまだ、松の内の感じが何となくする駅構内だった。『三州屋』は、駅からすぐだ。

年末年始を各自なりに過ごすとお互いに、報告する話題が満載だ。そんな状態で飲みはじめるのだから、たっぷりの刺身盛り合わせも各自ひとつずつにして、自分のペースで話しながら飲める専用の1合徳利でちびりちびりやれるのも嬉しいのだ。

↑ほぼ満員状態だが、無事に席が見つかり「今年もよろしく」と乾杯。

↑これこれ、この刺身盛り合せがいい。

↑ふたり飲みとはいえ、最初の一杯だけで後は、手酌が基本の男酒だ(なんちゃって)

↑銀ダラの煮付。この甘辛が、神田『三州屋』の味だ。

話に夢中になって、出てきた銀ダラの煮付けに箸が出ていないと店のおばさんが「冷めると美味しくないよ」と、チェックが入るのも、有り難かったりうるさかったりの微妙な感じも結構いいのだ。
いろいろ食べたいので、鍋はやめて一品の鯛豆腐をたのむと、絶対に鯛鍋がいいと押しに押されてたのんだ鍋が、金目鯛だった。これが、めっぽう美味しくて汁を飲み干して食べてしまったら、おばさんもよく食べたねと喜ぶその感じが嬉しかった。

↑確かに、この鍋は旨かった。残った汁もちゃんと酒のあてになり、汁と酒を交互に飲んでふたりで飲み干してしまった。

↑卵焼好きのI藤さん、こちらが話しているうちに自分の分をぺろりと食べて半人前の2個。この卵焼に関しては、小さいからか少々不満の顔をしていた。

↑里芋の煮物ともずく酢。ここらあたりで、すでにひとり5本は超えていいたようだ。ちょっと、飲み過ぎ。


いつもより飲み過ぎてへろへろになり、帰り際に自分の帽子をどこにやってしまったかおろおろしてると、ちゃんと一緒に心配してくれる面倒見のよい店のおばさんに見守られ無事、新年会を楽しむことができた。
2軒目は、神田らしく立ち飲みの飲み物500円均一バーで、軽く1、2杯ではすまなかった。調子に乗って、ぐずぐずと飲みながら最終電車に近いところでやっと新年会が終了。あぁ、楽しかった。

↑ちょうど一年前の神田の新年会で見つけたオール500円の立ち飲みバー。ノズルがのびた銃型の最新式で、グラスに炭酸をプシュッと入れていたのが印象的で、今年も2次会に。

↑ちょっとチャラチャラしたバーテンダーだったが、軽やかにカクテルも作っていた。