仕事のあとは、やっぱり北千住『おおはし』だ。

どうであれ、週末の金曜日、仕事も用事も何でも早い時間に終わってしまうと、心ウキウキだ。だって、北千住『おおはし』に飲みに行けるのだもの、ともう何べんもこのブログで書いてしまったが、今日もそうだった。今の仕事先からは、地下鉄で乗り換えなしで行けるので、驚くほど近い。
ただ、店にたどり着くのが一番こんでいる時間帯で前回は店の中に入りきれない行列ができていた。今日は、それほどでもないけど、やっぱり少しは待たされるのは仕方がないか。

↑外にまで列ができていないので、ホッとする。
マナガツオの昆布締めなんて、ちょっと珍しいものがあったり、座るなりに出て来る肉豆腐のうまさに顔がゆるみ、すぐに焼きますかと言われる照り焼きは、寒ぶりだった。3分の1ほど残っていた金宮焼酎のボトルもすぐに飲みきって、新しいのを入れた。

↑肉豆腐からはじめるのは、やっぱり、お約束。腹が減っているので、座るなり出てくる早さが勝負。

↑マナカツオ昆布締め。ねっとりと旨味が、凝縮している。

↑はたのお刺身。さっぱりとしつつ、上品な脂があった。

↑青柳刺身。

何でもないことだが、新しいボトルの飲み始める何とも言えない安心感は、なんだろう。一杯ずつ飲むのとは違った「よし、この1本俺が飲んでやる」とでも無意識に思ってしまうものなのか、このボトルがある以上この店ともつながっているとでも思ってしまうのか、不思議な感覚だ。
ボトルを置いていることで、1カ月以内のキープの期間にもう一度来たいと思うのが人情で商売上手に乗っかる訳だが、顔と名前を覚えられて座るなりにさっと客のボトルを出す職人芸も生まれるなんてこともある。
店内にところ狭しと貼られているメニューの短冊の毛筆の文字はかなりの達筆で、おやじさんの芸のうちだ。自分の新しいボトルに流れる様な文字で、おやじさんがささっと名前を書いてくれるのもまた、うれしいんだな。

↑ぶり照り焼き。そろそろ寒ぶりが旨くなってくる季節。

↑菜の花のおしたし。

↑コハダ酢で、さっぱりと。

↑しめには、オムレツ。

↑今夜もたっぷりいただきました。