魚をさばく気力も復活、シメサバと自転車

事務所勤めのときは、1週間が終わる金曜日に必ず外で飲んでいた。翌日の土曜日は、精神的な飢えを癒すように映画を観たあと『カブト』で飲んで、日曜はひたすら、だらだらしていた(もしくは、仕事ときもあったか)。料理は、好きな方で家で飲む時の酒のつまみは全部、自分で作っていた。外で飲むことが多くなったり、平日の疲れがどっとでる休みに手の込んだものを作る気力もなくなっていたけれど。
休職中になり、精神的な切迫感もあるにはあるが、仕事をしていないのだから、たまった疲れも徐々に癒えてくるものだ。観たい映画もなかったりすると、土、日に旨い魚を食べたいと、丸のままの魚を買って来てさばきたくなった。久しぶりに、シメサバを作ってみたが、われながら驚くほど上手くできて、本当に旨かった。

↑真サバは、770円。スルメイカ(大きめで280円)とサンマ(150円×3尾)も買って、お刺身にしました。合計1,500円で、2日間たっぷり楽しめました。イカのゲソと肝では塩辛を作ったので、その後も楽しみが続きましたよ。

サバの身が、塩でいい具合にしまりながら、脂ののりもよく柔らかい口当りがとろけるようだ。バーナーで皮焼きしたものより、酢にしっとりと濡れたシンプルなシメサバの、きりっとした皮の切り口に惚れ惚れとする。
天気の良い日曜日には、また自転車に乗るようになった。荒川の河川敷のサイクリングロードを海の方まで行って帰って来ると、3時間ぐらいかかる。脚力の問題よりは、サドルのお尻がすぐに痛くなって来たり、前方を見るために頭を持ち上げる首が痛くなって来たりする。久しく乗っていなかったので、身体がついて来ないのだろうがその内に慣れるだろう。

↑荒川の江東区側、土手の最突端。川の向こう側には、葛西臨海公園があり、先週行ってみた。河口の先に見えるのが、首都高速湾岸線京葉線の鉄橋だ。

自宅のマンションのベランダから見る風景もスカイツリーがあらわれて変わり、荒川の河川敷からも見ることができる。少なからず、河川からの眺めが変化していた。存在感のあるスカイツリーに引き寄せられるように、荒川から隅田川沿いに走り浅草手前の言問橋まで近づいてみた。

↑この写真を撮った桜橋は、歩行者専用の橋で、公園のようにベンチに座りながらスカイツリーを眺められる絶好のポイントだ。明治通り白髭橋から隅田川沿いの遊歩道を散歩できるので、この桜橋で休憩しつつ浅草まではスカイツリーを眺められるいいコースだと思う。今度は、歩いて来てみよう。

それにしてもいい天気で、秋には思えない夏日の今日は、たっぷり汗をかいた。帰ったら、すぐに銭湯に行ってさっぱりして、昨日作ったシメサバの残り半身をつまみにして一杯やろう。