土曜日は、やっぱり映画とカブトで飲む日。

台風12号が、ゆっくりゆっくり四国沖を北上している。大きく台風の外側にかかる雨雲が、東京にもやって来て土曜の朝から時々、強い雨が降り出していた。事務所に勤める身ではなくなったが、急に生活のリズムを変えられないし、変える気もないので、土曜日はやっぱり映画を観てカブトで昼酒を楽しもう。だから、台風直撃ならいざ知らず少々の雨ぐらいで出かけるのをやめたりしない。土砂降りの雨が、ずっと続いている訳でなく映画が終わったらほとんど雨はやんでいた。

↑さっきまでまだ、ぽつぽつと雨が降っていたが、思い出横丁まで来ると晴れ間も見え始めていた。

思い出横丁『カブト』に行って、うなぎの串焼きを頬張りながら芋焼酎を飲む。この『カブト』に常連だった飲み友達のK西さんは、今、徳島に住んでいる。この先台風12号が直撃するのではと、心配になって来る。台風12号が、四国沖で停滞するように足踏みしたおかげで、僕のふるさとである和歌山県奈良県三重県紀伊半島に記録的な豪雨と土砂崩れで、甚大な被害が出てしまった。県北部の実家には、幸いなことに被害が出なかったが、このお盆に行った田辺市を含む、南部に関しては死者や不明者も多数でて大変な台風の被害になった。
東日本の震災から半年、そして、台風の被害と今年は日本国にとって大変な年だ。

↑天候も悪くて客足が鈍かったのか、レバ串に、まにあった。

↑追加のマル塩2本。ビール大と芋焼酎3杯で、しっかり飲んで、食べた。
9月最初の土曜日、そんな台風の被害が出るのも知らない僕は、いい気分で新宿駅の方へふらふらと歩いて来たが、生暖かく湿った台風独特の風に吹かれ、西新宿のビル群にかかる重たそうな雲を見上げるのだった。

↑生暖かい風と共に、ビルの合間を雲の塊がどんどん流れて行く。