GW総決算、あ〜ぁ連休の終わり

総決算というほど、連続で長い休みではなかったが、カレンダーどおり休めた。結局は、前半に和歌山へ帰省して昏睡状態で入院した叔母さんのお見舞い。中盤の3連休は、かみさんの実家に桧原村の両親への様子伺いのような感じだった。おつき合い的な用事は、ちゃんと済ませなければいけないが、ちゃっかり飲み食いも、ひとり飲みも、山歩きまで楽しんじゃったので、いいお休みだったのではないかと思う。
ゴールデン・ウィークの終わりって言っていいのかこの土日は、いつもどおり映画を観て新宿・思い出横町「カブト」で、うなぎ串焼き食べて飲んでこのお休みをふりかえろうと思った。

↑開け放たれた店で、外と中との境界線なんて感じられない。しかし、外から見るのと中に座るとのでは、まったく違う。雑踏の中から一歩入り、座ると何ともあたたかい雰囲気とでも言えばいいのか、安らぐオアシスの空気感がある。お店と客のコラボで創り上げた、時間の年輪が見える気がする。
映画「まほろぼ駅前多田便利軒」は、よかった。こんなにするりと入ってくる邦画も最近なかった気がする。雨がなかなかあがらない天気の中、渋谷から新宿に移動して、思い出横丁に向かった。カブトの店の前に立ち相変わらずの風景をカメラに収め、一緒に映画を観たかみさんと焼き台の横にすぐに座れた。
前回は、まさかのおやじさんのお休みで女性が焼き台に立つ珍しい「カブト」の姿だったが、今日はまたもとに戻っている。時間的にレバ串が終わってるし、つるつる坊主の若い見習いが中に入る時間帯にもなっていた。おやじさんは、連休にふるさと長野に帰ったドライブの高速道路渋滞に文句言いつつ、GW前の土曜日、焼き台を実の娘に頼んで行った結婚式でホテルから、思い出横丁に舞い戻り2次会、3次会まで飲み過ぎた日を思い出し反省していた。80歳、目前の人とは思えない、元気ぶりとかわいさだ。

↑目の前で焼かれるウナギを見て、匂いに包まれながら食べるウナギと焼酎の旨さよ。
かみさんに、震災後コーラス海外遠征に行ってないのかと聞きつつ、自分は今度中国・北京に大半が男20人ばかりの団体旅行で行くのだと言っていた。元気バリバリで、うなぎを焼く姿を眺めながら、芋焼酎を飲んだ。

↑翌日の日曜日は、晴れた。新宿通りの歩天も、とても気持ちいい。

↑映画『メアリー&マックス』を観て、気分のいいまま歩天を歩き三丁目のビア・パブへ。道にはみ出すオープンテーブルで見上げれば青空、これからが大活躍だな。

チェコアニメ風、人形アニメーションの『メアリー&マックス』は、キモかわいいキャラクターの心あたたまる話だった。ポテトサラダをつまみにギネスを飲みながら、ポチポチと感想を書く日曜日の午後。