葉桜、ひとり飲み

桜の花季節が、終わってしまうのが寂しかった。
未練たらしいと思いながらも、葉桜でもどうせ一人でやるのだからと桜の宴を決行することにした。結局、天気も気候も良い日曜日、理由を付けて青空の下で昼酒を飲みたいだけなのだ。

↑花の時と同じカットの都電と桜。

手早くおつまみ弁当をこしらえ、前回とおなじで今度は区議の選挙に行ってから、都電に乗って飛鳥山に行った。花見の時期とは一転、人もまばらでのんびりとした雰囲気で、銭湯に入ってからのいい気分コース、日曜日は2時からやっている飛鳥山公園近くのヱビス湯にたっぷり漬かってから、ビールとお酒を調達して飛鳥山公園へ行く。

飛鳥山の公園と道を挟んで反対側の絶好の立地(自分にとってだが)銭湯マップはこんな時役立つ。日曜日、2時からというのもありがたい。

↑薪で湧かすお湯が自慢らしい。その落ち着いた佇まいもいい感じだ。

↑新緑の葉っぱが、目に飛び込んで来る。

↑八重桜は、今が満開。

↑退役のSLは、子供達のいい遊び場だ。桜ともお似合い。
八重桜は、まだ満開状態で楽しませてくれ、前回、花見をしたソメイヨシノの古木の公園奥に行ってみると、その大きな木の幹にロープを張り、綱渡りパフォーマンスを楽しむ愛好家達のお楽しみ広場となっていた。
鳥の声と、春の木漏れ日につつまれ、のんびりとひとり飲みを楽しめる。妙な気配がすると思ったら、猫が一匹ベンチの後ろでこちらをじっと睨んでる。なるほど、弁当が気になるようだ。犬派でも、猫派でもなく、どちらかと言えば魚派の自分(おもに食べる方だが)なのでまったく無視していた。しかし、昼酒が利いて来たのか、心もおおらかになり卵焼を一切れお裾分けした。焼いたサバのほぐし身入りの卵焼なんて食べた事ないだろうと、猫相手に自慢してしまった。聞いていたかどうか、旨そうに食べてはいたが。

↑前回とほぼ同じで、サバの卵焼に、ぶりの塩焼き、空豆、インゲン、残り物フキ酢みそにホタルイカ。品数少なめだが、これでもう充分だった。

↑桜の古木に綱を張り、綱渡りパフォーマンスの練習、それを楽しむサークルの様な若者たちの絶好のフィールドになっていた。

↑見上げると、ますます、若葉が眩しい。

↑桜の花は、終わっても、この新緑を見てここの空気を吸うだけで気分も良くなって来る。

↑気配に振り向くと猫がいて、驚いた。

↑酒屋の一押しを買ったのだが、桜もすぎたのに梅の名の付く酒だった。結局、一本空けちゃった。
日曜日の午後、銭湯に入り、公園でのひとり飲み、かなり楽しむことができた。昨年、ハマってしまった夏の夕涼み飲みを今年もやろうと心に決めた。

↑さて、ゴールデンウィークが始まる。良いお休みが取れるだろうか。

↑散り終わる桜の花びらもまた美しく、寂しい。

王子駅すくの音無公園もあれだけいた花見の人の群れが今は跡形もない。これが、本来の姿だろうな。