なごり桜とおおはし



↑平日の徒歩出勤で、上野公園の桜をチェック。そろそろ、満開を過ぎてお花見の季節も終わりだなぁ。

散り行く花びらが、寂しい。

一週間、がんばって働いてきて金曜日の夕方、あとこれからもう一踏ん張りして終電近くまで仕事すると土曜、日曜すっきりと連休できる目どがついた。締め切りのある仕事は、特に月刊誌は毎月最後の方はこんな事になる。
しかし、もう、疲れた。無理して今日中に終わらせても渡すのは月曜日だ。だったら、今日は、ここでやめてしまい明日の土曜日に、休日出勤でかたづけても問題はない。心は、北千住に飛んでいた。
がらり、と「おおはし」の戸をあげると、いつもの活気で人々が飲み食いしてる姿が目に飛び込んできた。

↑この戸の先に、幸せなひとときが待っている。

「こっち、こっち」と、おやじさんが奥の方から手招きしてる。席は埋まっているようだが、行ってみると料理出すカウンターの端の通路から中に入って、反対壁側の端にひとり座れそうなのだ。入り口から行くと壁と人の間を何人も抜けて行かなければならないので、なかからだと話は早いのだ。座ると同時に、金宮ボトルと氷、グラス、炭酸セットと肉豆腐が、トントンと置かれすぐに至福の時が訪れる。

↑お刺身類が、残り少ないので、肉豆腐と共にさよりとハモ。

↑塩焼きは、かます。春は、生の一本焼き。

↑完全な生ではないが、さっと湯通しのトリ貝。小鯛の笹漬け。

↑冷やし焼きなす。焼いて皮剥いて冷やすだけだが、その面倒くさい作業が旨さをした支えしている。野菜の酒のあてとして、絶品。

↑ご存知、しめのオムレツ。

↑また、たっぷりの金宮ニューボトルを入れてしまった。
休みの土曜日、それも2週連続で休日出勤する事になっても飲みに来てしまう「おおはし」は魅力的だ。それだけでなく実は、キープボトルのひと月期限がもう切れそうで、しかも、たっぷり残ってたのだ。それをぐいぐいやってると疲れも吹っ飛ぶと言うものさ。
東京の桜、ソメイヨシノは、散り行く寂しさを漂わせていた。淡いピンクから全体に茎の赤っぽさがまし、やがて葉っぱの若葉色の緑が映えてくるだろう。
夜桜、雨桜、ひとり飲み桜に、なごり桜。
ささやかな春の楽しみもそろそろ終わりかなと、今年の桜を思い出しながら金宮炭酸割りを飲んだ。

↑土曜日の休日出勤、仕事を終わらせた午後、早々に事務所を出て天気もいいので四谷から土手を飯田橋まで名残桜の散歩。

↑桜も葉桜にバトンタッチか。

↑八重桜は、咲き初めで元気よく綺麗だ。

↑純粋な花見の季節は終わりだが、天気も気候もよくのんびりお弁当、酒盛りをしてる人もちらほら。

↑晴れて菜の花も総武線も、お堀のボート遊びも気持ちよさそうだ。

↑翌日曜日、上野公園の人出は相変わらず大変なもので、花見もなごり惜しそうだった。不忍池のほとり。