昨夜はよく飲んだ。花見の前夜祭?

ところどころ記憶が、飛んでいる。ひとり飲みでなく、飲み友のI藤さんと一緒だからいつもよりは多く飲んだのだろうが、何だか、酔いが早かったようにも思う。I藤さんと飲むのも久しぶりで、地震で家族や知人の安否や生活の状況などから、毎年、恒例にしている桜の花見を今年はどうするかなどの話にいつの間にか熱が入っていったからだろう。

↑堅いつぼみから、ようやくピンクの淡い色合いに。

↑桜の中にも、気の早いのはいるな。寒桜でなく、ソメイヨシノだと思うが。

花見と言っても、二人で酒と寿司折などぶら下げてお互いの職場に近い四谷の土手にいって慎ましく飲み食いするだけなのだが。桜の開花も近づいてきたので、メールで連絡とってみた所、金曜日の夜、先約が入っていたI藤さん急に予定がなくなって、では、打ち合わせでもと飲みに行く事になった。お店を決めるのももどかしく、手っ取り早く中央線四谷駅すぐ近くの地酒『鈴伝』立ち飲みコーナーに駆けつけた。

立ち飲みコーナから溢れて、酒の売り場にケースを即製のテーブルにして飲んでるおじさんもいた。だいたいが、常連さんで譲り合って皆さん奇麗に飲んでいるのが、普通で素晴らしい。

まさに、角打ち的にぐいっと日本酒から始めたい所だが、喉も渇いてるのでまずはビールから。ここは地酒の酒屋さんで、入り口は違うが、酒の売り場に併設された立ち飲みコーナーだ。地下の冷蔵庫にたっぷり旨い全国からの地酒が眠っている。純米、吟醸、大吟までコップ一杯300円から700円ぐらいまで格安で飲める。おばちゃんが作る手料理のつまみもある老舗の人気立ち飲み店。

↑最初からお酒にしたい所だが、息せき切って駆けつけたので喉が乾き、まず、ビールぐびぐびは沁みる。

僕は、高知の『南』I藤さんは『出羽桜』。毎年、およばれの花見では出羽桜の『春の淡雪』を一升瓶ぶら下げて行くそうだ。うす濁りの吟醸の香りもよく、飲みやすくて、みんなくいくい飲んで酔っぱらうのが楽しいそうだ。2杯目は二人して『菊姫』のにごりを、仕込み水と共に飲んでから、もう一軒、行く事にした。

↑お互いの選んだ酒の味を確認しながら、純粋に酒の味を楽しむ。

↑どっしりとくる『にごり』酒。酒の仕込み水(100円)と一緒にやるのがいいんだな。

ちょっと足を伸ばす事になるが、西武新宿線沼袋駅にある焼きトン『たつや』は、ひとつ先の野方にある有名店から独立した新しいお店。I藤さん若い頃には近辺に住んでいたそうで、まったくこの地域に馴染みがない僕は、少し新鮮な気分。私鉄のひっそりとした駅前の所々に赤提灯もぶら下がり、駅を出るなり、もつ焼きの匂いがすぐに漂っていた。

↑若い人でやっていて、若い人なりのパワーを感じるいいお店。
埼玉からの発祥らしい、からし味噌味の焼きトンエリアで、いつか、そのルーツを辿る飲み食べに歩きに行きたいと、I藤さんは語っていた。
なるほど、味噌まみれの豚もつ焼きは、ホッピーに合うな。モツも大降りで、新鮮なので辛みはあえて強くはしていなかった。池袋で食べた辛みそ焼きトンより、歴然とモツそのものの質が良いようだ。レバ刺しは、ネギ塩にしたらすでにゴマ油がかかっていたので、こってりに弱く醤油派にはちょっとつらかったが、レバそのものはいいものだ。馬刺ユッケもやや甘めのタレの味がいい。焼き物は、塩と辛みそ混ぜて、たっぷりと食べて、ホッピーもごくごくとやれて、記憶が所々、途切れた。
「辛みそ焼きトンは、たまに食べたくなる味だな」それは、忘れずにしっかり覚えていた。

↑「金宮をホッピーでください」と、言ったら「店で出す焼酎は、金宮です」と即答が帰って来た。こちらは、金宮ファンだからつい言いたくなるのさ。

↑馬肉のユッケ。桜肉とは、またまた、季節柄に合ってるな。気分ばかりでなく、これは旨い。

↑辛みそは、生野菜にも有効だ。

↑大降りのレバに辛し味噌まみれ、これも旨い。

テッポウ、塩系はぱりっと焼き上げてる。

↑ナンコツ塩。

カシラも塩。臭みを感じない、鮮度勝負の品質勝ちだな。

煮込みは、醤油味で独特な・・・そろそろ、記憶が。

↑いろいろ、食べたな・・・

↑とどめは、エレンギ肉巻だ。ごちそうさま。