わが心のホーム『ひとり飲みブルース』で再発見

今日のクリスマス・サタデイは自分にまったく関係ないが、映画観るのも年内最後で『カブト』納めの日だ。夕べ帰りに映画の指定席を買いに有楽町に来たが、さすがにイブの夜だけに駅前のイルミネーションの輝きも一段と輝きが増していた。せっかく来たのに、勘違いで指定席の前日売りはしていなかった。無駄足を踏み、寒さをこらえて家路を急いだ。朝一番で、また、有楽町に舞い戻ったが、そんなのは気にならないくらいの『君を想って海をゆく』はいい映画で、怒濤のごとく涙が止まらなくなった。
興奮冷めやらぬまま、本年度の『カブト』納めに新宿に向かった。そしたら、お店のI東さんが珍しくお休みで若いのが(といってもつるつる坊主のおっさんだが)早い時間から中に入っていた。

↑何と言ったらいいのか、一週間経つともう行きたくなって、食べたくなってくる『カブト』のうなぎ串焼き。

↑そして、やっぱり追加の丸塩まで食べる。忘れていて一本食べてからあわてて写真撮ったのは、ちょっと酔いがまわってきたかな。
I東さんがいないと勝手が違うのか、おやじさんもやりにくそうで若いのもまだまだ修業不足が目立つ。奥の席の客がかなり酔ってまわりに話しかけ出した。規定量より多分オマケで1、2杯よけいに飲ませてあげて長っ尻になっているのだろうが、目の前にいるのが若いのだから客もなめているのだ。ここらあたりも、まだまだ、客あしらいも修業が足らんと言う事か。
一時席も空いていたが、また、ぽつぽつ埋まって来た。
「今年は、これで」
おやじさんに挨拶すると「奥さんによろしく」と、すかさず、言葉を返された。こっちが良く来てるのに「なんだかな」と思うが、気を使ってくれた挨拶なんだろう。おやじさんのいい顔が、やっぱり、この一年もこちらに元気をくれた。
『カブト』と『おおはし』は、野球やサッカーのホームグランドのような、歌のカントリーロードの帰り着く先の様な『ひとり飲みブルース』のホームなんだなとこのブログを書いてみて、しみじみ再確認した。