泉谷駅長にびっくり

JRの駅や電車で最近よく見る東北新幹線、青森開業の関連ポスターに注目していた。日本の印刷物は、赤青黄黒の四つの色の掛け合わせでカラーの色を出すのだが、薄い色は難しい。東北新幹線開業の一連のポスターに使われたのが、ごく薄い黄色と明るめのブルー。イメージからすれば、かなり弱いと思われがちなのに実は、強い色合いだったのでびっくりした。ちょっとした物語的な要素も入れて、青森と東北新幹線青森開業をアピールしていて、かなり好印象をもっていた。
今週から新たな展開で、新幹線と共に新人駅員にハッパを飛ばす駅長に泉谷しげるが起用されていた。誰が見ても駅長になる人物とは思えないが、そのニヤリとした顔から出てくるバイタリティーが腹の底からのもので、よくぞこんなポスターを考えついたなと見ているこちらがフリーズしてしまった。古い話で恐縮だが、泉谷しげるという人物に中学一年生の時、フォークソングの洗礼を受けた。歌で、自分の思いや考えを人に伝える事が出来るのを初めて教えてくれた人だった。

強烈な個性で、敬遠されがちなキャラだが、還暦を迎えてもいまだ歌手現役でコンサートも続けている。多分、出身が青森だったと思い出しながら今週、元気がない時にそのポスターを見て、ちょっと、ふるえたな。今日の週末、早朝8時前から仕事始めるくらいにヤバい感じだったが、なんとか普通の時間に事務所を引けた。山手線の車内でも、到着の北千住でもこのポスターを見て、感慨にふけりながら『おおはし』に急いだ。

↑『おおはし』は、相変わらずの満員だがうまい具合に奥のカウンターに一人席が空いた。煮込み鍋のあるおやじさん、息子のおおはしコンビの目の前なので、写真撮りづらく、ブレてしまった。煮込み頼むなり「今日は、カワハギ刺身がいいですよ」と、おやじさんに囁かれたので一緒にたのんだ。もちろん肝付きで、ポン酢で美味しくいただいた。

↑この前に、赤貝刺身も食べたが写真とるタイミングに恵まれなかった。ほっき貝は大きく、いか刺はアオリイカでねっとりと味が濃かった。

↑残念、なまこ酢は品切れ。白子ポン酢にしたが、これも旨い。

↑照り焼きがメニューになかったが、イカ焼きがあるのでこれだと思って頼んだが、悲しき品切れ。「おおはし」のイカ焼きは、本当に柔らかいのだ。あら煮にしたが、大きい目玉ひとつ入りでコラーゲンたっぷりでとろとろだった。

↑やっぱり、オムレツで本日の〆を。最初は、本当に写真撮りづらかったがだんだん酔いがまわって来て大胆に撮ってしまった。