自分的には東西横綱級『カブト』と『おおはし』

movie_kid+blues2010-10-22

→もう何年も揚げ物は食べていません。だから、関西風立ち飲み串揚げ屋の名店、北千住『天七』入った事ありません。ここの串揚げ大好きなKさんへのサービスカットです(本文と関係ございません。ブレましたが、写真は撮りました)


始発から終電まで、とは言わないが、朝2時間以上も定時の前から、終わりはその日の内に帰れない時間まで、事務所ビルのセキュリティーの解除、設定を2日連続でするほどだった。3日間、目一杯に働くほど追い込まれたらもう週後半はへろへろだった。後の2日は、逆に仕事がなかったのでへろへろでも大丈夫だったが・・・。仕事がなくても座っていなくてはいけないのはつらい所でも、この調子だと花の金曜日は定時で帰れるぞ、しめしめなのだ。
木曜日に、飲み友達のIさんがメールで吉田類の「酒場放浪記」が面白いと教えてくれたので、その足跡をサイトで覗いてみたら、なかなか丹念に飲み歩いていらっしゃる。いい機会だから、こちらも普段あまり行けないお店や気になっている所に足を伸ばしてみようかなと頭のなかを巡らすのだが、結局、この疲弊状態ではどうも軽やかなフッワークも期待できない。
無理をせずに、自分の大好きな場所に落ち着いて疲れを癒そうと北千住に向かった。『おおはし』は、3連続金曜日の好成績だ。明日は、映画を観て3時頃から昼酒『カブト』に行こう。何年か前に居酒屋番付なるものを自分で作った時に堂々、東西横綱のこの両店に金曜、土曜で行けば少しは元気が出てくるかな。
金曜日の『おおはし』は、滅多な事で空席なんぞはない。待って当たり前の腹づもり行かないと「今、一杯だから」と、入店すらかなわない。おそるおそる入って来ようとすると、このひと言で追い返されてしまうのだ。意地になる必要もないのだが、待って当然的などっしり感をもって、荷物入れにバックを入れて入り口付近の椅子に順番に座ろう。そんな感じで自分の後にすでに3人のひとり客が並んでしまう。そして、空いたのがテーブル席なんだから、間が悪い。
でも、わかってらっしゃるからいつも来ている客には「カウンターを待ってるね」と念押され、何でもいい奴だけテーブルに詰め込まれた。知らないおっさん同士で面付き合わせて飲むのもどうよと思うのだが、中には待ちきれない人もいるもんな。
さて、やっと腰を上げた客がいた。肉豆腐と行きますか。

↑おなじみ肉豆腐から時計回りに青柳、ひらめ。ひらめはポン酢で。

↑本日、焼き物はカマスです。生魚を焼いた独特の柔らかさと新鮮な旨味。カンパチたたきは、生姜で。

↑かきバターは、固形の燃料に点火され、このままじっと、待つべし。間違っても生のカキをお箸で触ってはいけません。

↑両サイドのお客さんには申し訳ない。カキがぷっくりしてバターの焦げるいい匂いが立ちのぼって来た。このあつあつを食べるのだ。

↑梅シロップは、ほんの数滴でいいんですよ。梅風味だが甘いシロップですよ、金宮焼酎の味が飛んでしまいますよ。いい大人が、酒飲みが、このシロップ平気でどぶどぶ入れて、結局、一本飲んでしまう輩が多いのにあきれてしまいます。

↑本当に、幸せの黄色いオムレツです。これを食べたら終了で蛍の光ですが、未練よりも幸せの気分の方がまさに勝っております。ごちそうさまでした。