腰に来た。

平日の朝、ジム通いをしている。これもかれこれ二十数年になり、よく続くねと人にも言われたりするものの習慣になり、自分の頭なり身体なりにしっかり覚え込ませれば逆に汗をかかないと気持ちが悪くなる。30代からの10年間、勤めていた出版社の同好会ラグビーチームに入り(全社員の半分ほどが参加した、いわば強制的かな)見様見まねでボールを追っかけ、タックルしていた。健康維持のために始めたスポーツジムもその頃には、ケガしないための身体作りに変わっていた。ラグビーをする事でスポーツの色んな面の楽しさを知ったが、どうしても身体への負担もあったようでその後、腰痛が時々起こるようになった。そんなに深刻な事にはなっていないが、2、3年ぐらいの周期で突然、ビリリと電流が流れたように痛みが走り、そうなると痛みで途端に動きが悪くなる。

↑懐かしいやら、恥ずかしいやらの、20年ほど昔の写真。元気一杯の頃だと思うけど、その頃なりに悩んだりしてたんだろうな(もう、忘れたけれど)


最近ジムでは、事務所へ出社前の1時間30分ほどの時間なので、ストレッチと軽く筋肉に刺激を与える程度のマシントレーニングと、自転車やジョギングで汗をかく程度。グールダウン的に少しだけ泳いでサウナで暖めて終わり。サウナを出て、タオルを取ろうとしたら今回、ビリリと来たのだ。
コント55号の二郎さんではないけれど「なんで、こうなるの」泣きたい気持ちになってしまった。
身体のためにとやっていようが、なにをやっていようが、身体、特に腰が限界を超えたら悲鳴を上げてしまうんだろう。悲壮な顔で、事務所に行って事情を説明し休みにしてもらい、自宅近所の接骨院へ駆け込めないので、そろり、そろりと行った。
それから3日、朝、接骨院でマッサージをして電気をかけて、事務所を遅刻して出社した。なんもと情けない、週だった。
早めのマッサージが効いたのか、座ったり立ったりに一々顔をゆがめなくても良くなって来た。週末もおとなしく帰ろうとは思っていたものの、早めに事務所を出たりするとむずむずして来てどうしようもない。ひとり飲みではあまりにも自制がないようなので、道連れにかみさんに電話したらすでに家に帰っていて飯はこれからだから飲みに行こうよと、こちらは元気がいい。そんな元気に引っ張られ、道連れにゆだねるなんて自分も落ちたものだなと思うが一杯やりたい気分に変わりがない。地元・北千住『おおはし』に行っておやじさんの元気を少しわけてもらうかな。