この夏の愛しの冷え冷えペットボトル芋焼酎

7月の入ってから日曜日、ずっと通いつめた公園での夕暮れ飲み。あきれた事に9月になってもまだ続けている。歩けないほど遠い距離ではないのだが、夏場の時期を考えたららくちんに都電を使って近所の自然公園まで夕方目指して出かける。都電は、たまに乗ると行楽気分に不思議となるんですよ。

↑三ノ輪から早稲田まで、一律160円なのでちょい乗りは贅沢気分。


↑繁華街から離れている銭湯は、昔ながらの質実剛健って感じでとても清潔。

前日から500mlのペットボトルに先ず水を半分入れ口が塞がれないように斜めにして凍らせ、その後、芋焼酎を口まで入れてさらに冷凍庫で冷やしておく。枝豆とちょっとしたおつまみができるようなら用意して、お風呂道具も持ってさて、出発。
さすがに盛夏の太陽と比べると威力は落ちて来ているが、今年の夏はちょっと違う。麦わら帽子がちゃんといまだに役に立っているもの。都電を降りて先ず向かうのが、銭湯。ざざぁー、とひとっ風呂浴びたら、もう全身全霊で飲む体勢になっている。焦る気持ちを抑えて、途中のスーパーで、お持ち帰り寿司のいいのがあれば買ったりそして冷えたビールも買う。鯵寿司やヤリイカ寿司、バッテラや穴子寿司は、一パックの量もそんなに多くないし、いいつまみになる。

↑さぁ、飲んでくれとばかりにペットボトル焼酎が・・・
ここ荒川区尾久の原公園は、広い草っぱらと小さい池の湿地があるのみの自然公園。2棟の公団マンションが鬱陶しいが、短大の敷地やグランドも隣接していてここら辺にしては、だだっ広いのが取り柄だ。荒川、隅田川も近くて夕方になればぬるいながらも川風が吹き始める。自宅で暑さに耐えてじっとり飲んでるよりもよほど気持ちがいい。所々にある木々が、風の方向を指し示して目にも涼を感じさせてくれるのだ。
日陰に陣取るにこした事がないが、幾分、太陽は斜めに傾き始め耐えられないほどでないので、原っぱ全体を見渡せる定位置のベンチとテーブルにデンと座る。あとは、ビールをぐびぐびで言う事なし。そろそろペットボトル焼酎もいい具合になって来た。
アルコールは、凍りにくく解けやすいから、半分の氷が残っていながら冷え冷えの焼酎が、ロック感覚でやれる。あくまで、水と焼酎別々にしないと混ぜて一緒に凍らすとフローズンになりお酒として美味しくない。やっぱり、氷に焼酎が薄まりながら常に冷え冷えが旨いんだな。
多分、ビールだけではこんなに何度も来る事はなかったように思う。サーモン炙り寿司もなかなかいけるし、ヤリイカは言うまでもなく旨い。サンマの甘辛煮は、魚屋のお惣菜だけれど濃い味を食べでキンキンに冷えた芋焼酎は、たまりません。

↑ジョギングや犬の散歩に人は集っているが、酒飲みもこの空間に惹かれて。遠くにスカイツリーの途中の先っぽが見える。

↑どうやら、秋の気配がしてきた。

そこら中にトンボが飛んでいたり、次の週には、まったくいなかったり。毎回飽きずにいい気持ちで酔っぱらっているが、完全に日が落ちるまでいるのは考えもの。完全に暗くなっちまうと、ちょっと寂しい気分になってくるもので・・・。さて、後半は家でDVDの映画でも観ながらゆっくり飲もう。