SOUL RED 松田優作

久しぶりですね、優作。と、言いたくなるドキュメンタリー。亡くなったのは理解しているが、まだどこか近くにいるような、でも近しいと言うのでなく圧倒的な存在感で僕たちの目の前に立ち続けている気がする。
ブラックレインのオーディション、セリフテストから映画が始まった。遊戯シリーズとかつてのシーンが映し出されるとその映像のクオリティーの高さに驚くのは、久しく映画館で観ていなかったからだろうか。このドキュメンタリー映画公開に合わせて、リバイバルされているのを観れていないのが悔しい。
影響を受け続けた役者達と、かつて一緒に映画を作った監督や脚本家、カメラマンのインタビューが差し込まれてる構成で、面白いのは二人の息子が、父親と言うより偉大な松田優作として語る所。より深い所を目指し、もがき苦しんだ姿はおぼろげになりながらも、闘い続けた彼の姿を再び光をあてた意味はあったと思うし、単純にいま観てカッコいい。