淀川長治の名画解説

movie_kid2009-03-16

日曜洋画劇場40周年記念」とサブタイトルのついたDVD
レンタル屋さんでも置いてあったけれど、自分で手元に持っていたい
あの「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」の名映画解説。
淀川さんの日曜洋画解説ばかり、それだけを50タイトル集めてる。
(特典として、現存する最も古い解説と最後の解説、2本がプラス)
それも選りすぐりの名作、これは時代を超えて残る映画だというものを選んでいる。
日曜洋画劇場の40年という歴史は、なかなか重みがあるのだ。
付録の放映リストを見ればよくわかる。
この解説DVDで扱っている映画をツタヤで借りてきて
まず淀川さんの解説、映画本編を観て再び「サヨナラ・・・」を聞いて終わる。
レンタルで扱ってないものを除いて、殆どをそうして観た。楽しいし、勉強になる。
すでに観た映画でも、それが子供の頃であったり吹き替えでカットされているものだったら
映画会社の古いロゴから始まって、エンドロールの最後まで観る事が思った以上に新鮮で
もちろん技術的な古さはあるけれど、名作たる映画的な比重の重さには唸ってしまう。
本編の再発見にさらに、淀川さんの映画解説がより気分を盛り上げてくれる。
映画のどこに目をつけるのか、見方をちゃんと教えてくれて
映画が終わってから本当に観てよかったと思わせてくれる。
名作と言われているものはもちろんだけれど、例えば意外な所でジョン・トラボルタ出世作
「サタデー・ナイト・フィバー」なんて、お笑いネタのように扱われているけれど
切ない青春映画で、涙無しでは観れなかった。
ぜひ、この映画解説DVDを一気に観てしまわないで
本編の映画と抱き合わせで、楽しんでほしい。
たっぷり一年間ぐらい、有意義な休日の夜を過ごせる。